岡山大学の支援活動
2025-08-15 03:03:25

岡山大学が高校生の探究活動を全力支援する新しい取り組み

岡山大学が高校生の探究活動を支援



2025年7月15日、岡山大学は岡山県立笠岡高等学校にて実施された「総合的な探究の時間」で、高校生たちの探究活動を個別にサポートしました。今回は、大学の学生たちが主体となる初の試みです。これまで岡山大学は、教員による講演で支援を行っていましたが、今回から大学生を巻き込むことで、より実践的な支援が可能となりました。

このプログラムでは、岡山大学の野上保之教授を中心に、4名のデータサイエンス部(DS部)の学生・大学院生が高校生に対して課題設定や活動計画に関する助言を行い、具体的な支援を挑みました。学生たちは「伴走者」として、高校生たちと共に問題設定、情報収集、分析、そして発表の準備まで一緒に取り組みました。このプロセスを通じて、高校生たちの主体的な学びを力強くサポートしています。

新任の西村校長は、「笠岡高校がDXハイスクールに選ばれたことは、中学で経験した学びの延長線上ではなく、問いを立てる力を育む大事なステップだ」と語り、AIの導入を探究のツールとして利用する生徒たちに期待を寄せています。生徒たちは、大規模言語モデル(LLM)を活用し、多彩な課題に挑戦していきました。たとえば、「16歳以下はSNSへのアクセスを制限すべきか?」、「AIが作成したポスターは人が制作したポスターよりも良い評価を得られるか?」といった多岐にわたる質問が寄せられました。

当日、高校生たちはそれぞれの問いについて熱心に話し合い、DS部の学生たちが真剣に対応しました。野上教授は、高校生たちとの新たなアイディアとの交流が、非常に貴重な経験であったと述べ、今後もこのような支援の意義を強調しました。彼は「教員と高校生という従来の枠組みを超えた気づきを提供できる点が、岡山大学のDXハイスクールに対する関与の意義だ」と言い、今後の活動に向けた意欲を示しました。

岡山大学では、今後も高校生のニーズをしっかりと捉え、学生の成長や教職員の意識改革に繋がる取り組みを進めていく方針です。このような支援を通じて、地域の中核的な研究機関として期待される岡山大学の役割がますます大きくなっていくことでしょう。地域社会に密着した教育と研究の共創を進める岡山大学の今後の動向に、ぜひご注目ください。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

関連リンク

サードペディア百科事典: 岡山大学 笠岡高校 DXハイスクール

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。