コープこうべのデータ活用
2025-11-27 15:35:07

コープこうべとTMNが進化させるデータ活用の新時代

生活協同組合コープこうべがデータ革命に挑む



兵庫を代表する生活協同組合であるコープこうべは、購買情報や組合員のデータを活用し、事業運営のさらなる効率化を目指しています。その中核を成すのが、株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス(TMN)が提供する「Xinfony DataHub」です。本サービスは、コープこうべのデータを整理し、内部及び外部に活用することを目的としたものです。

ビッグデータ活用の背景



コープこうべは、全国でも有数の規模を持つ協同組合です。多岐にわたる事業、包括宅配サービスから店舗経営、共済、さらには電力事業に至るまで、非常に多様なマーケットで運営されています。しかし、これまでのデータ管理は事業ごとに分散しており、全体を横断する分析環境が整っていなかったため、せっかくのデータが有効に活用されていない状況が続きました。

TMNは2021年からコープこうべと連携し、ビッグデータを用いた業務効率化に取り組んできました。これにより、これまで個別に管理されていた組合員IDやPOSデータなどが統合され、データプラットフォームの構築が進められました。今回のデータハブサービス導入により、実際の運用が始まったのです。

具体的な活用方法



1. 内部利用:事業運営向けのダッシュボード



コープこうべは、宅配、店舗、共済サービスの利用状況を見える化するダッシュボードをTMNから提供されました。このダッシュボードにより、各事業部門のデータを集約し、リアルタイムでの運営状況を把握することが可能となります。戦略決定や営業活動、管理面での意思決定をデータに基づいて行えるよう支援します。

2. 外部利用:三菱食品とのデータ連携



外部利用の一環として、コープこうべは三菱食品に対してもデータを連携します。2022年に結ぶことになった三社協力協定に基づき、コープこうべから預かったデータを加工し、三菱食品がマーケティング施策に活用できるようになります。これにより、両社の事業がさらに魅力的に進化し、組合員の利便性向上にも寄与することが期待されます。

今後の展望



TMNは、流通事業者の進化を目指す中で、キャッシュレス決済サービスだけでなく、情報プロセシング事業としてデータ利活用の促進を図っています。今後も「Xinfony DataHub」の機能を拡充し、流通業界のニーズに応じたサービスを提供していくことを目指します。大規模なビッグデータを活用し、より良い消費環境を実現する取り組みが続く中、コープこうべの進化から目が離せません。

以上のように、コープこうべとTMNの協力は、新しいデータ活用のかたちを提供し、流通業界に革新をもたらすことが期待されています。これにより、消費者にとっても利便性が向上し、今後の成長が楽しみです。


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