神戸の復興を支えるフェリシモ、30年の歩みを振り返る
2025年1月17日に阪神・淡路大震災からちょうど30年を迎えるこの機会に、フェリシモは「KOBE FELISSIMO 30」という動画を公開しました。この動画では、震災直後から神戸での支援活動や、全国的な災害への取り組みが振り返られています。このような取り組みを通じて、フェリシモは地域社会にどのように貢献してきたのでしょうか。
震災直後の本社移転
1995年1月17日、阪神・淡路大震災が発生しました。この震災を受けて、フェリシモは1995年9月に本社を神戸に移転しました。この決断は、神戸を中心とした地域と一体となって復興を進めていく強い意志の表れでした。
当時、全国から多くの支援メッセージと支援物資が神戸に寄せられたことを忘れることはできません。フェリシモは、その感謝の気持ちを形にするために、顧客から毎月100円の義援金を募る「毎月100円義援金」をスタートし、6年間で4億円以上の基金を集めることに成功しました。この基金は、地域の復興に欠かせない支えとなりました。
フェリシモの後押しでの復興支援
フェリシモは、その後も神戸の復興にとどまらず、全国各地で発生するさまざまな自然災害に対しても行動を起こしています。「事態が発生したとき、何が必要かを考え、共に行動する」という姿勢は、震災以来変わらず続いています。1990年から始まった「フェリシモの森基金」は、震災後にさまざまな領域へと拡大し、現在では35年間で累計32億円以上が寄付されています。
「ともにしあわせ」の理念
フェリシモのコア・バリューは「ともにしあわせになるしあわせ」。これは、自社の製品を通じて生活者が社会貢献活動に参加できる機会を提供することを意味しています。商品を購入しながら支援活動に参加できるという仕組みは、顧客を含むすべての人々がしあわせを共創することを可能にしています。この理念のもと、フェリシモは「環境保全」や「教育」、「健康」、「文化継承」など、7つの領域での支援活動を展開しています。
具体的な基金活動の紹介
特に注目すべきは、2011年に発生した東日本大震災の後に始まった「もっとずっときっと基金」です。この基金は国内で発生した自然災害や防災、減災活動のために活用されており、災害からの復興を支える重要な役割を果たしています。また、能登半島地震支援活動や「もしもしも防災基金」など、未来の防災に向けた取り組みも継続中です。
未来に向けた歩み
「KOBE FELISSIMO 30」ムービーの公開は、過去30年の振り返りだけでなく、未来への希望をも込めたメッセージでもあります。フェリシモはこれからも、地域社会と共に「しあわせ」を創造し続けていくことでしょう。神戸から始まる「ともにしあわせになるしあわせ」の輪が、全国へと広がることを期待しています。
動画「KOBE FELISSIMO 30」はこちらからご覧いただけます。