海を未来につなぐプロジェクトの新たな一歩
兵庫県西宮市に本社を置く古野電気株式会社は、海への貢献を目的とした「海を未来にプロジェクト」を掲げており、この度特設サイトをリニューアルオープンしました。このプロジェクトは、企業の創業から続く海との深い関係を基にし、海の大切さを次世代に伝える取り組みを紹介する場へと進化を遂げました。
海を未来にプロジェクトとは
1948年に魚群探知機を世界で初めて実用化した古野電気は、航海機器や通信機器の分野で様々な製品を提供してきました。舶用事業では、大型商船や漁船、プレジャーボートなどに向け、「安全で快適な航海」を実現するために日々努力を重ねています。そんな同社が2023年7月から新たにスタートした「海を未来にプロジェクト」では、海に対する関心を高める活動や、海を守るための取り組みを進めています。
特設サイトの内容
リニューアルされた特設サイトでは、次世代に豊かな海を残すために取り組む三つのテーマ「海を好きになってもらう」「海を守る」「未来の海を創る」について詳しく説明されています。これらのテーマに基づくさまざまな活動が掲載されており、海に対する意識を高めるためのメッセージが発信されています。
1. 海を好きになってもらう
このテーマでは、公式アンバサダー「さかなのおにいさん かわちゃん」との連携によって、子どもたちに海の魅力を伝えるなどの活動が強調されています。近隣の商業施設や西宮市の学校などで行われるおさかなに関連するクイズやワークショップを通して、子どもたちは楽しみながら海への関心を深めています。
2. 海を守る
兵庫県内の高校生たちと連携して、海に流出するゴミ問題を議論する活動にも取り組んでいます。海洋におけるゴミの流出状況を把握し、その解決策を模索するための意見交換が行われ、生徒たちの創造的なアイデアが生まれました。この取り組みは次世代の環境リーダーシップ育成にも寄与しています。
3. 未来の海を創る
2025年にスタートする「海ゴミゼロおおさか未来創造プロジェクト」では、大阪湾からゴミを取り除くための取り組みが始まります。古野電気は、このプロジェクトを通じて「海ごみゼロプラン」を実現し、2050年までに海洋プラスチックによる新たな汚染を無くすために努力していく方針です。
企業としての責任
古野電気は海に育てられてきた企業です。そのため、海を大切にし、未来の世代へと引き継いでいく責任があると考えています。理解と関心を持った一人ひとりの行動が、豊かな自然環境を守るための第一歩となります。このプロジェクトを通じて、多くの人々に海の大切さを伝えていきたいという思いが込められています。
まとめ
「海を未来にプロジェクト」は、ただの企業の取り組みではなく、次世代への大切なメッセージを持った活動です。海の魅力を多くの人に伝えることで、海を好きになってもらいたい。そして、海を守り、未来の海を創るための行動を共にしていくことを目指しています。これからも多くの方がこのプロジェクトに参加し、海に対する愛情と責任を共有できることを期待しています。