丹波篠山の日本酒
2025-11-20 16:13:27

兵庫県丹波篠山市で日本酒を育てる新たな試み、次世代への挑戦とは

兵庫県丹波篠山市で育む日本酒の未来



はじめに~地域をつなぐ「ミチのムコウ」~



2022年、兵庫県丹波篠山市の古市地区で新たに開始された「ミチのムコウ」プロジェクト。これは次世代への持続可能な農村・地域活性化を目指す取り組みであり、特に里山環境の重要性を再認識させる役割を担っています。このプロジェクトの中でも注目を集めるのが「100人ではぐくむ名前はまだ無い日本酒」。参加者たちは酒米「五百万石」を育て、稲作や酒造りに直接関わりながら、地域の味を創り上げています。これにより、高齢化が進む農地の活用方法を模索し、地域に根付いたオリジナルの日本酒が醸造されてきました。

4年間の活動を振り返る



今年度のプレスリリースでは、これまでの4年間の活動を振り返り、次なる5年目のスタートに向けた意気込みを新たにしています。参加者は年間500人を超え、継続参加者も少なくないことは、この取り組みが地域の人々に長期的な関心を持たれている証です。運営には神戸大学が中心となり、スポーツ心理学や地域活動に興味を持つ多彩なメンバーが関わっており、多角的な視点からの成功が見られています。

年間スケジュールと学び



「100人ではぐくむ名前はまだ無い日本酒」を通じての成果や気付きも多岐にわたります。参加者からは「天候が気になるようになった」といった声があり、これまで身近に感じなかった農業や天候の影響について考えるきっかけとなったことが伺えます。また、地域の方々からも「今年も頑張ってますね」と温かな言葉をいただき、彼らにとっても今年の農事が楽しみなイベントとして根付いているようです。

生態系の面でも手入れの頻度が増え、稲の健康が改善されたことが確認されており、米の収量も上昇しています。新たな参加者が増え、米造りに関する新たなプロジェクトやイベントが派生するなど、活動の広がりを実感しています。

酒造りの成果と新たなファン



この4年間のプロジェクトを通じて、狩場一酒造としても大きな変化がありました。「ミチのムコウ」プロジェクトによって、蔵のイメージが向上し、新たなファンが増えることにつながりました。特に田植えや稲刈りの体験を通じて、参加者との直接的な交流が増え、彼らからの期待や感動をリアルに感じることができました。

土に触れることで得られる感動は、子供たちだけでなく大人たちにも新たな気づきを提供していました。そして、この体験が「里山」の価値を再認識させ、次世代につなげていくための重要なステップとなりました。

今後の展望



2022年に始まった「ミチのムコウ」プロジェクトは来年で5年目を迎えます。これまでの活動を通じて地域の理解と参加者の楽しみに支えられてきた本プロジェクト。継続的な田んぼと参加者との関係性が重要であり、狩場一酒造はさらなる技術向上を目指します。プロジェクトの目的や今後の方向性を共有することで、里山の環境を次世代に引き継ぐという目的を共に実現していきます。

要望や期待に応える形で、今後も新たな仲間を迎え入れ、共に地域を盛り上げていける活動ができるよう取り組んでいきます。

物語は続きます。みなさんぜひ日本酒とともに、地域の未来を育てるこの取り組みに参加してみてください。


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