高校生向け説明会
2025-10-21 01:23:24

岡山大学工学部、岡山学芸館高等学校で進路説明会を開催

岡山大学工学部が高校生向け説明会を実施



2025年10月3日、岡山大学工学部は岡山学芸館高等学校を会場に高校1年生とその保護者を対象とした説明会を開催しました。この説明会には、300人を超える生徒と教職員、保護者が参加し、理系学部に進む際の選択肢を広げることを目的としました。

工学部情報・電気・数理データサイエンス系の渡邉実教授が講演を行い、岡山大学全体の概要を紹介した後、工学部の特長や各学科の魅力、さらに、将来のキャリアについても語りました。渡邉教授は、工学部で得られる専門知識が「無形の資格」になり、生涯大きな財産となることを強調しました。

特に印象的だったのは、エンジニアという職業の希少価値です。国内の全就業人口の中でエンジニアは約250万人とわずか3.5%に過ぎません。そのため、専門的なスキルを持つエンジニアの就職率は高く、求人倍率も約20~30倍と言われています。

工学部の中には、機械システム系、環境・社会基盤系、情報・電気・数理データサイエンス系、化学・生命系、情報工学先進コースという5つのコースがあり、それぞれの特長を実例を交えて紹介されました。渡邉教授は少人数教育の利点についても言及し、岡山大学では教員1人あたり4~5人の学生を指導する体制が整っていることを述べました。このような体制により、専門的な知識を深く学ぶことができる環境が整っています。

また、大学院進学時の特徴として他の国立大学にはない短期修了制度を紹介し、研究歴や論文という実力の証明が質の高い就職に結びつくことも説明されました。さらに、3年生の2学期には必修科目がないカリキュラムが採用されており、これにより6月からの海外留学が実現可能となる点も強調されました。

講演後には、生徒たちが渡邉教授に質問をする場面も見受けられました。特に「情報工学先進コース」の学部+修士を通した6年間の学びや学位授与に関する関心が高く、多くの質問が飛び交いました。参加した生徒からは「自分が興味を持った分野に進めるように勉強を頑張ろう」という意欲的な声も聞かれ、彼らの進路選択を考える良いきっかけとなったようです。

この説明会を通じて、参加した生徒や保護者たちに工学部での学びが将来の選択肢を広げ、安定したキャリア形成に寄与することを伝えることができました。今後も地域を支える特色ある研究大学として、岡山大学の取り組みに期待していきたいと思います。

講演する渡邊教授
講演を聴く生徒たち
質問に答える渡邊教授

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岡山大学工学部公式サイト: こちら
岡山学芸館高等学校公式サイト: こちら


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