神戸の海を体験!子どもたちの未来を広げる「こどもわーくin神戸2025」の開催報告
今年の夏、神戸市で開催された「こどもわーくin神戸2025」において、267組の親子が神戸の海にまつわるさまざまな職業体験を行いました。このイベントは、一般社団法人地域みらい創造センターが主催し、アクトインディ株式会社と連携して実施されました。対象は小学生と中学生で、全20種類のプログラムが提供されました。応募総数は1,680組を超え、約3,370名の参加希望者が集まりました。
充実した体験プログラム
「こどもわーく」のテーマは「未来」で、子どもたちは潜在的な職業を探る貴重な機会を得ました。今年は特に人気の高いプログラムに加え、「海洋土木工事」「通関士」「フェリー」など新しい職種も導入し、実際の仕事現場での体験ができる内容に拡充されました。これにより、“海洋都市神戸”ならではの魅力がさらに引き立っています。
参加した子どもたちは、海の職業に必要な知識を持つ専門家から直接話を聞き、その仕事を選んだ理由や進路に関するアドバイスを受けました。また、AI技術を活用した養殖業者支援システムの体験や、水中ロボットを使った海の調査、自動倉庫への入庫体験など、実際に手を動かす体験を通じて、海洋産業の未来を体感することができました。
ラジオ特別企画の成功
さらに、8月21日には「こどもわーくin神戸」に参加した3名の子どもたちが、ラジオ関西の番組でリポーターとして生出演する特別企画がありました。彼らは、自身が体験したことを基に海の仕事について報告し、プロのアナウンサーから取材のコツを学ぶ貴重な体験をしました。緊張を乗り越え、堂々とした発表を行い、多くの視聴者に楽しい雰囲気を届けました。
地域とともに未来を育む
このイベントは、子どもたちが楽しみながら学び、神戸市の海洋産業の発展にもつながる素晴らしい取り組みです。「海と日本プロジェクト」の一環として、人と人が海を通じてつながることを目指しています。将来的には、これらの活動が次世代に美しい海を引き継ぐための大きな一歩になると期待されます。
「こどもわーくin神戸」は2022年にスタートし、過去には2,300人以上の親子が参加しています。今年の大盛況を受け、来年以降の開催が待ち遠しい限りです。子どもたちが自分の未来について考え、ワクワクしながら成長していく姿を見守るために、地域全体で支え合っていくことが大切です。
また、来年度の開催もすでに計画中で、2025年7月19日から8月11日までの期間に予定されています。もっと多くの親子に海の仕事を体験してもらい、神戸の海に興味を持つきっかけを提供することで、地域活性化にも寄与することを目指しています。
このように、「こどもわーくin神戸」は、子どもたちの未来に向けた豊かな体験を提供し続けるプロジェクトとして、今後も注目されるイベントとなるでしょう。皆さんもぜひ、この機会に参加してみてはいかがでしょうか。