兵庫の若者を応援する移動式図書館、「兵庫旅するキッカケ文庫」が始動！

兵庫県が贈る、若者応援プロジェクト

兵庫県では、2025年9月20日にZ世代向けの移動式図書館「兵庫旅するキッカケ文庫」を始動します。このプロジェクトは、著名人が選んだ本を通じて、若者たちに新たな気づきや未来への希望を届けることを目的にしています。移動式図書館は、タレントの山之内すずさんやフリーアナウンサーの宇垣美里さんをはじめ、約50人の著名人がセレクトした本を扱います。

移動式図書館の概要

「兵庫旅するキッカケ文庫」は、兵庫県がスポンサーとなり、株式会社Wと株式会社カヤックが共同で企画・制作を行っています。このブックバスは、2025年から2026年にかけて神戸市など県内10ヶ所以上を巡回し、移動先ごとに地域イベントやマルシェを同時に開催する予定です。

読書離れを克服し、共感を生む新しい体験

現在、若者の間で読書離れが問題視されています。文部科学省の調査によると、45%を超える若者が、1ヶ月に紙の本を1冊も読まないという結果が出ています。しかし、最近では「#BookTok」といった新しい読書ムーブメントも生まれており、Z世代の若者が本に興味を持つきっかけを提供する必要性が増しています。

「兵庫旅するキッカケ文庫」は、若者たちの「共感」と「タイムパフォーマンス」を重視し、著名人の選書による“自分ごと化”を実現します。著名人の人生にインスパイアされた一文を通じて、若者が自らの未来を考える手助けを行います。

新しい読書体験の4つのステップ

1. 出会う - ブックバスで、本に添付されたメッセージと共に、共感できる一冊と出会います。
2. 味わう - 各本には「キッカケの一文」が付箋で貼られ、本の魅力を引き出す手助けをします。
3. 持ち帰る - 約40種類の「キッカケの一文」の中からおみくじ感覚で「キッカケカード」を引き、偶然の言葉に出会います。
4. 書き残す - 心に響いた感想を黒板やノートに残し、次の来場者との共感を生み出します。