シニア働き方改革
2025-02-20 11:51:19

神戸市で進化するシニアの働き方:パーソルとワールドのSDGs賛同プロジェクト

神戸市で進化するシニアの働き方



近年、少子高齢化が進む日本において、高齢者の就労支援は重要な課題となっています。そんな中、神戸市で新たな試みが始まりました。パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社が株式会社ワールドと共に実施する「ワールド エコロモ キャンペーン×神戸市SDGs」に参画し、高齢者の働きやすい環境を創出していく取り組みです。

プロジェクトの背景



パーソルビジネスプロセスデザインは、東京都港区に本社を置く企業で、「はたらいて、笑おう」というビジョンのもと、多様な人々の働く場を支援する事業を展開しています。その一環として、神戸市から受託した「職住近接を望む高齢者の働く場創出事業」が立ち上がりました。こちらは、高齢者が住み慣れた地域で働くことを可能にし、地域の活性化を図るものです。

高齢者向けシニア・ワークスペースの開設



2023年から、神戸市内に職住近接型のシニア・ワークスペースが開設され、利用者にリスキリングの機会が提供されています。これにより、68名が新たなスキルを身につけ、45名が実際に就労することができました。高齢者が活躍することで、彼ら自身の生活の質も向上し、地域社会にも貢献することができるのです。

ワールドのSDGsへの取り組み



同プロジェクトでは、株式会社ワールドが運営する「エコロモキャンペーン」が大きな役割を果たしています。このキャンペーンは、実際に13の市営地下鉄駅に「エコロモ 回収ボックス」を設置し、その中に不要な衣料品を集める活動です。回収された衣類はリユースやリサイクルを経て、得られた資金は神戸市の地域貢献活動へとつながります。

地元シニアが活躍



興味深い点は、リスキリングを受けたシニア人材が「エコロモ 回収ボックス」に投函された衣料品の回収や運搬を行う業務を担っていることです。これは、地域の資源を循環させると同時に、高齢者にとっての新たな働く場を創出するものです。彼らは自らの経験を生かしながら、地域に貢献することができます。

今後の展望



パーソルビジネスプロセスデザインは今後も、神戸市内の高齢者へ向けた職業支援を推進していく予定です。官民連携によるプロジェクトを通じて、就労機会の創出や地域経済の活性化を目指します。高齢者が安心して働ける環境を整えることが、今後の日本社会にとって重要であることを秘めています。

まとめ



新しい働き方の形として、高齢者が地域で活躍する姿は、多くの人に希望を与えるでしょう。この取り組みが神戸市から全国へと広がり、さらなる就労機会の創出に繋がることを期待しています。地域を支える力として、シニア世代の活躍がますます重視される時代へと突入しています。


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