3Dプリンター駅舎誕生
2025-07-23 12:02:25

世界初の3Dプリンター駅舎が初島駅に誕生!

世界初の3Dプリンター駅舎が初島駅に誕生!



2023年7月22日、和歌山県有田市に位置するJR初島駅に、世界で初めての3Dプリンター技術を活用した駅舎がオープンしました。この特別なプロジェクトは、兵庫県西宮市に拠点を置くセレンディクス株式会社とJR西日本グループの共同の成果です。新駅舎は、夢のようなテクノロジーを現実のものとし、人々の移動を支える重要な拠点となります。

新しい駅舎の特徴



初島駅の新駅舎は、面積9.9平方メートルの鉄筋コンクリート造りの平屋です。その設計には、株式会社ヌーブの太田浩史一級建築士が関与し、地域の特産品である「みかん」と「たちうお」をモチーフにした装飾が施されています。駅舎内には、2人掛けのベンチ、券売機、簡易ICカード改札機が設置されており、利用者に快適な空間を提供しています。

3Dプリンター技術の進化



このプロジェクトは、2022年3月にセレンディクスが作り出した「serendix10」というファーストモデルの成功を受けて進行しました。2024年5月にはJR西日本グループとの資本業務提携があり、この提携をもとに鉄道公共施設への3Dプリンター技術の応用が進められました。今回の取り組みでは、通常の建設工事に比べても圧倒的に短時間で建設が行われたことが特徴です。

建設の裏側



駅舎の建設は、夜間の作業で進められ、最終列車が出発した後の深夜に始まりました。そのため、通常は長期間を要する躯体の工事を、今回のプロジェクトではわずか6時間で完了。これは、3Dプリンター技術を駆使し、熊本県水俣市の工場で事前に生産された部材をトラックで運び、現地で組み立てるという新しいアプローチによるものです。

工程はスムーズに進められ、約1時間15分の作業時間で躯体が組み上がりました。この短時間での施工は、国内外のメディアにも注目され、多くの国で報道されました。

メディアの反響



新駅舎の施工が完了した後、世界中のメディアがこの驚くべき成果を報じ、多くの反響を呼びました。特に、欧州のメディアで「日本人はわずか6時間で3Dプリントの駅を建設した」との報道や、インドのメディアが「日本がまたもや脅威の偉業を成し遂げた」との見出しで取り上げるなど、国際的な関心が高まりました。

セレンディクスとの未来



セレンディクス株式会社は、2025年にはさらに進化した住宅や公共施設の建設を計画しており、3Dプリンター技術の革新を引き続き推進していく意向です。この新たな駅舎は、地域住民や訪れる観光客にとっても、新しい暮らしや旅の拠点となることが期待されています。初島駅はこれから、ますます多くの人々に愛される場所となることでしょう。

当社は今後も技術の向上に努め、地域社会に貢献できるよう取り組んでまいります。


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