兵庫子ども支援団体が設立12周年を迎えた感謝と展望

兵庫子ども支援団体が設立12周年を迎えました

2025年11月29日、兵庫県明石市にある認定NPO法人「兵庫子ども支援団体」は、設立から12周年を迎えました。この日を共に祝うことができたことは、団体の成長を支えてきたすべての方々のおかげです。

歴史を振り返ると

設立の年に生まれた子どもがすでに小学6年生となり、多くの思い出を築いてきた年月を振り返ると、その歩みの重みを感じます。「地域の子どもたちに多様な支援を届けたい」という理念のもと、サポーターの皆様や、共に汗を流したスタッフ、ボランティアに支えられ、充実した活動を続けてきました。

12年間の間に、子どもを取り巻く社会全体の状況も大きく変わりました。その変化に対応できるよう、私たちNPO法人は柔軟に支援内容を見直し、進化させてきました。初めは間接的な支援が中心でしたが、2015年からは学習支援事業をスタートさせ、直接子どもと関わる活動が増えていきました。

新型コロナウイルスの影響

さらに2020年、新型コロナウイルスの影響で、多くの家庭が未曾有の困難に直面する中、私たちの支援がいかに重要かを実感しました。学校の休校や外出自粛、経済的不安など、様々な問題が浮き彫りになり、私たちは臨時の居場所やオンラインの活動、食糧支援を通じて、必要な支援を模索し続けました。

これまでに支援を行った子どもたちは、延べ10,600人を超えました。これほど多くの子どもたちと関わることができたのは、支援活動に共鳴し、力を貸してくださった皆様のおかげでもあります。この場を借りて、心よりお礼申し上げます。

変わらないミッション

12年間の活動が社会のニーズに応じて変化してきた一方で、私たちの根本的なミッション「子どもが笑って過ごせる地域の形成」は不変です。社会の複雑な課題が増す中で、支援の必要性はますます強まっています。それゆえに、私たちはこの理念を胸に次のステージへと進む覚悟です。

現在の支援が子どもたちにとっての小さな一歩から、大きな未来への一歩となるよう、私たちはこれからも挑戦を続けていきます。12年間の応援に心より感謝申し上げます。そして、未来のために皆さまと共に歩むことを願っています。