龍谷大学との共同研究で明らかになった蒟蒻由来素材の効果
兵庫県神戸市に本拠を構える株式会社NINZIAは、龍谷大学との共同研究によって、独自の蒟蒻由来素材の整腸機能に関する新たな知見を得ました。研究の結果、ナッツ製品に含まれる「ゾル状グルコマンナン」が、排便回数の向上や便の性状改善に寄与することが確認されました。
共同研究の背景
本研究は、NINZIAが進める蒟蒻由来素材の研究の第二弾です。これまで同社は、食後の血糖値抑制効果に焦点を当ててきましたが、今回は腸内環境への影響も評価しました。特に、便秘が若年層に多く見られる問題として取り上げられる中、その改善に向けた対策が求められています。
ゾル状グルコマンナンの特性
一般的なこんにゃくは製造過程で加熱処理を行い、その結果不溶性の食物繊維が生成されます。しかし、NINZIAが開発したゾル状グルコマンナン(NinjaPaste)は、水溶性と不溶性の両方の食物繊維を含むため、腸内での水分吸収とゲル化が期待されます。これにより、便の軟化や腸内環境の改善が見込まれ、若い世代にとっての新たな便秘解消法として注目されています。
研究の詳細と結果
この研究では、健康な大学生82名を対象に、「ゾル状グルコマンナン含有ナッツバー」とナッツのみの対照食品を、それぞれ2週間にわたり摂取してもらいました。その結果、ナッツバーを摂取したグループでは、排便回数が有意に増加し、特に便秘傾向にある参加者においても、効果が確認されました。
さらに、ナッツバーによって便が軟らかくなり、においも軽減されたことが示されています。また、腹部膨満感のスコアも改善し、参加者はスッキリとした感覚を得られたことが報告されています。
環境要因の考慮
研究期間中には、地域によって急激な気温低下があったため、自律神経に影響を及ぼし、便秘リスクが高まる場合もありました。研究チームは、こうした外的要因も勘案し、更なる研究を進める計画です。
龍谷大学について
龍谷大学は1639年に設立された歴史ある教育機関で、現在は多様な分野の研究を行う総合大学です。特に農学部では、食品や環境に関連する研究が進められており、産学連携による新しい知見の創出に貢献しています。
NINZIAの企業理念
NINZIAは、糖尿病や肥満、アレルギーといった食の制限を超え、誰もが「食べる」ことを楽しめる社会を目指しています。日本古来の植物性素材である蒟蒻の活用により、食の楽しさや健康促進を追求しており、テクスチャ・エンジニアリング技術を通じて新たな食の形を提供しています。
この研究成果は、2026年6月に発行される学術誌『New Diet Therapy』に掲載予定です。今後もNINZIAは、蒟蒻由来素材の可能性を探り続け、より良い食文化を築いていくことを目指します。