岡山大学と岡山芳泉高校による3Dプリンタ講座の取り組み
2026年8月、岡山大学は岡山県立岡山芳泉高等学校で「3Dプリンタ講座(基礎編)」を開催し、同校の生徒35人が参加しました。この講座は、岡山大学が提供する高大連携事業であり、生徒たちが自らの探究心を育むための重要なプログラムです。
DXハイスクール活動の一環
今回の講座は「高等学校DX加速化推進事業」に基づいています。岡山芳泉高校は、ICT教育を推進する「学校情報化優良校」として、生徒1人1台のiPadを導入し、デジタル技術を積極的に活用しています。岡山大学は、この取り組みをサポートする形で、高度な3D CADソフトウェア「Fusion」を用いた実践的なものづくりを支援しています。
講座の内容と実施方法
教育プログラムは、昨年度のセミナーを基に進化を遂げました。昨年度はハードウェアの理解に重点を置いていましたが、今年度は実践的内容にシフトし、基礎編と応用編に分けて段階的に進めています。
参加した生徒たちは、3台の3Dプリンタを使い、自分たちのアイデアを形にする「ラピッドプロトタイピング」の技術を学びました。講座の運営は、岡山大学の大学院生である清水優椰氏が代表を務める株式会社MOSAdemyの学生チームが担当し、実践的な指導が行われました。
具体的な学びと展望
基礎編では、参加者全員が主体的に機材を操作し、3Dプリンタを道具として使いこなすことを目指しました。生徒たちは、次回の応用編に向けて、自ら設計した「橋」を制作し持参するという宿題が課されました。このプロセスを通じて、エンジニアリング思考と探究力を培っていくのです。
応用編では、作成した橋にセンサーを取り付け、耐荷重や構造評価のデータを測定する計画です。これにより、デジタルトランスフォーメーション(DX)としての一連のプロセスを体験し、データを基にした課題発見と解決法を学びます。
今後の展開と期待
岡山大学は、DXハイスクール活動を通じて、次世代デジタル人材の育成に力を入れています。他校の教育関係者からの支援要求にも応え、多様なDX支援メニューを展開していく予定です。このような取り組みを続けることで、岡山大学の学生たちが地域社会の未来に貢献できるリーダーへと成長することを期待しています。
地域の特色ある教育に取り組む岡山大学の活動は、今後も多くの期待が寄せられています。学びの場がエンジニアリングへの興味を育むことで、将来的には地域社会に新しい価値をもたらす人材が育成されるでしょう。