人形浄瑠璃の魅力
2025-03-27 17:36:30

南あわじ市の人形浄瑠璃資料館で昭和の魅力再発見!

昭和の人形浄瑠璃を体感する特別展示



南あわじ市に位置する淡路人形浄瑠璃資料館では、令和7年8月1日に開館35周年を迎えます。また、平成17年に4町が合併して南あわじ市が誕生し、今年で20周年を迎えます。この記念すべきアニバーサリーに合わせ、春に開催される花みどりフェア2025にて、特別な展示「昭和の人形浄瑠璃をみる!タイムスリップ写真展」が実施されます。展示が始まるのは2025年4月5日(土)で、入場料は無料、その期間は約4ヶ月間続く予定です。

展示の基本情報


展示は淡路人形浄瑠璃資料館の特別展示室にて行われ、昭和半ばに淡路島内で撮影された65点以上の白黒写真が並びます。展示室は約42㎡の広さで、訪れる人にはわかりやすい解説付き。この展示は、人形浄瑠璃がどのように地域に根付いていたかを感じることができる良い機会です。人形浄瑠璃は難しそうなイメージがありますが、実際には子どもからお年寄りまで広く楽しむことができることが、写真を通して伝わります。

人形浄瑠璃の歴史と魅力


淡路の人形浄瑠璃は、元は神事として奉納されていたとされています。江戸時代には、新たな技術や芸能を取り入れ、40を超える一座が淡路島に存在していたとのこと。その大部分が各地を巡業しながら、地元の人々に親しまれてきました。

当時の公演は、お寺や神社の境内で仮設の舞台を作り、地域の方々が気軽に観覧できる場が設けられていました。これにより、都心から離れた地域でも人形浄瑠璃の魅力が届けられ、多くの人々に感動を与えてきたのです。

野掛け小屋の再現


今回の展示では、淡路島で活躍する写真家・野水正朔さんの写真を基に、野掛け小屋の入口が再現されます。金看板や絵看板のレプリカも展示され、訪問者は当時の公演の雰囲気をより深く感じることができるでしょう。また、録音された浄瑠璃の音声に耳を傾けながら、展示を見学できます。

昭和30年代の宝貴な写真


写真展では、宗虎亮さんが撮影した貴重なネガを使い、普段公開されない舞台の裏側が明らかにされます。人形遣いや太夫の姿を収めた写真は、観客にとっても新たな発見となることでしょう。特に、控室でリラックスしている太夫たちや、出番を待つ人形遣いたちの生き生きとした表情が印象的です。

伝承の重要性


淡路人形浄瑠璃は500年の歴史を持ち、神事から始まったこの芸能は、今も地域の人々によって支えられています。多くの座が衰退した現代においても、淡路人形座一座は絶えず人形浄瑠璃の魅力を伝え続けており、その活動は生涯学習や子供たちへの教育にもつながっています。

最後に


淡路人形浄瑠璃資料館は、淡路島の人形浄瑠璃について学ぶことができる貴重な場所です。この特別展示に足を運び、過去の写真を通じて昭和の色彩と人形浄瑠璃の魅力を再発見してみませんか。地域の文化を大切にし、次世代に繋げていくためにも、多くの人々にご覧いただきたい展示です。ぜひ、お友達やご家族を誘って、淡路島の人形浄瑠璃に触れてみてください。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

関連リンク

サードペディア百科事典: 南あわじ市 淡路 人形浄瑠璃

トピックス(イベント)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。