平和教育と日本の歴史
2026-06-03 11:47:32

ネパールでの平和教育を通じて日本の歴史を伝えるなかよし学園の取組

ネパールでの平和教育を通じて日本の歴史を伝えるなかよし学園の取組



特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトが、ネパール・ルンビニ州の学校において「日本の平和教育」の授業を行ったことは、現地の子どもたちにとって大きな意味を持つ取り組みです。特に、6月1日と2日の両日にわたり、6つの学校で模範授業を通じて、日本の教育モデルを届けました。

この授業では、日本が戦後、焼け野原から復興を遂げる過程や、今でも誰かを助ける行動を通じて平和づくりに関わっていることを伝えました。浮かび上がるのは、日本という国の歴史が決して暗いだけのものではなく、教育と科学、ものづくりの力で未来を築いてきたことです。

現地の子どもたちとの交流



授業においては、兵庫県加古川市両荘みらい学園と長崎県壱岐市立筒城小学校の児童生徒が翻訳した絵本『はじめてのヒロシマ』を教材として使用しました。この絵本は、戦争の歴史やその後の日本の復興を子どもたちに伝える重要な役割を果たしました。

また、お手玉YOYOやブラックライトペンを使った授業は、遊びを通じて子どもたちに科学の仕組みを体験させるものでした。遊びの中に潜む物理の原則を学ぶことで、身近なものへの興味を引き出すことができたのです。

資源の重要性と教育の光



授業の中では「We can see. Why? We need light. Nepal needs light. Teachers are light. Students are light.」というメッセージも掲げられました。このフレーズは、教育が子どもたち自身を未来の光に変えるものであるということを強調しています。

なかよし学園の取り組みは、単なる一方向的な支援にとどまらず、支援を受ける立場と支援をする立場の壁を超え、双方向の学びを促進するものです。子どもたちは、教材の制作やフィードバックを通じて、自ら主体的に関わることが求められます。

海外の環境問題を考える授業



授業の中では、長崎県対馬市の海洋プラスチック問題も取り上げられました。環境問題は国境を越えるものであり、ネパールの子どもたちにもその理解を深めてほしいという思いが込められています。実際にフライングディスクを使った遊びを通じて、環境と平和とのつながりを体感させました。

子どもたちは遊びながら、実際にゴミが資源に変わることを学び、未来の環境問題に対する意識を高めていきました。このような経験が、国や文化を超えた平和を願う思いを広げていくのです。

平和のメッセージの循環



また、広島市立広島特別支援学校の児童生徒が制作した平和ポスターがネパールに届きました。このポスターは、広島の子どもたちの思いを伝える重要なツールとなり、平和のメッセージを世界に広げる役割を果たしています。支援の形を超え、子どもたちが培った思いやメッセージが国境を越えて届く体験は、彼らの感受性を豊かにするでしょう。

学びの繋がりがもたらすシビックプライド



なかよし学園の「世界とつながる学び」は、日本の子どもたちが世界と接する機会を提供するだけでなく、彼ら自身の教育や歴史を再認識する機会でもあります。この活動を通じて、自分たちの作った教材が海外で使用され、平和への願いが共有されることは、彼らにとっての誇りであり、シビックプライドの育成にもつながります。

今後もなかよし学園は、ネパールでの活動を日本の学校にフィードバックし、子どもたちが自らの学びの成果を実感できる機会を作り続けます。教育を通じてつながり、支え合うことで、平和を作ることができると信じて止みません。

このような取り組みを通じて、ネパールの子どもたちだけでなく、日本の子どもたちにとっても、平和というテーマがいかに重要であるかを伝えていくことが求められています。


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