ヤンマーの本社ビルが第4回JOIFAオフィスアワードで優秀賞を受賞
長年にわたって進化を続けるワークプレイスが、ついにその努力が評価されました。ヤンマーホールディングス株式会社の本社ビル、
YANMAR FLYING-Y BUILDING(FYB)と、もう一つの拠点
YANMAR SYNERGY SQUARE(YSQ)が、2026年6月に行われた第4回「JOIFAオフィスアワード」で優秀賞を受賞しました。このアワードは、日本オフィス家具協会(JOIFA)が主催し、オフィスの空間設計・運営などに関する優れた取り組みを評価するものです。
ヤンマーホールディングスの理念
ヤンマーホールディングスは、「農業を食農産業へ」という理念のもと、持続可能な社会の実現に力を入れています。受賞した本社ビルはその哲学を体現しており、特にFYBでは地元の食材を使用した社員食堂や、自社のエネルギーシステムを導入したゼロエミッションビル化が進められています。さらにYSQは、ヤンマーのサービスを展開する重要な拠点として、展示スペースやスポーツ施設など多用途で利用されています。
内田洋行のサポート
この受賞は、内田洋行グループがヤンマーホールディングスの「次の100年に向けた働き方改革」を支援した結果でもあります。2011年の仮オフィス移転以降、内田洋行はオフィス設計や運用支援を通じて、段階的なオフィス改革を実現しました。社員参加型のワークショップを用いて理想の働き方を議論し、実際のオフィス設計に反映させてきました。
進化し続けるワークプレイス
ヤンマーホールディングスは、最初は固定席中心のレイアウトから始まり、段階的にフリーアドレスやABW(Activity Based Working)へと進化。それによって、社員は業務内容やコミュニケーションのニーズに基づいて、自由に働く場所を選ぶことができる環境が整いました。また、旧社屋時代に比べて収納量を94%削減し、空間効率も大幅に向上させています。
壁を越えたコミュニケーション
特にFYBの特徴的な要素が、らせん階段
Yanmar Engine Vertical Circulation(エコシリンダー)です。この階段はただの移動手段ではなく、社員同士の交流やアイデアの創造を促進するハブとして設計されています。階段周辺には、ミーティングエリアや集中スペースが設けられ、社員が自由に働く場所を選択できます。YSQでも同様の考えを展開し、社内のコミュニケーションを促進する仕組みが整っています。
栄養豊かな社員食堂
社員食堂は、ヤンマーホールディングスの企業理念を体感できる重要な場として設計されています。FYBの12階には、
SEA & FARM by YANMARMARCHEという食堂があり、食を通して農業と人とのつながりを実感できる仕組みが整えられています。2024年にはリニューアルを行い、「“元気”を、育む。」というコンセプトに基づいた新しいメニューが提供される予定です。
また、YSQにおいてもコミュニケーション拠点として、食堂の設計には多様な交流をサポートする工夫がされています。
リモートサポートセンターの導入
YSQには24時間体制でお客様の機械を見守るリモートサポートセンターが設置されています。「お客様の手を止めない」というポリシーのもと、全国の機械や設備の稼働状況を常時モニタリングし、迅速なトラブル対応が可能です。これにより、夜間や休日を問わず、さまざまな問い合わせにワンストップで対応することができるようになりました。
コンセプトと未来への展望
ヤンマーホールディングスと内田洋行が共に取り組んできたこのオフィス改革の成果が、今回の受賞につながりました。JOIFAオフィスアワードでは、ワークスタイルの柔軟性や地域貢献、持続可能性の観点からも高く評価されています。持続可能な社会に向けたヤンマーホールディングスの取り組みは、今後も多くの企業にインスピレーションを与えることでしょう。