兵庫のイチゴ栽培
2026-06-26 10:37:16

兵庫発!CO₂を活用したイチゴ栽培の実証成果報告会が開催されました

兵庫で新たなイチゴ栽培方法が実証



2023年11月、兵庫県尼崎市を拠点にする株式会社タクマと千葉県千葉市のイオンアグリ創造株式会社は、画期的なイチゴ栽培の実証実験を実施しました。この取り組みでは、東京都町田市にあるごみ処理施設「町田市バイオエネルギーセンター」の燃焼ガスから発生するCO₂を利用し、いちごを栽培しました。実証期間は2023年11月から2026年4月までの2年5ヶ月間です。

このプロジェクトの主な目的は、温室(グリーンハウス)における化石燃料依存を減らし、環境への負荷を軽減しつつも、農業の効率を向上させることです。従来の栽培方法では、灯油や重油といった化石燃料が必要ですが、これに伴う二酸化炭素の排出量が問題視されています。そのため、タクマ社は新たなアプローチとして、CO₂をトリジェネレーションシステムという形で利用することで課題解決へと挑みました。

燃焼ガス浄化設備「t-CarVe®」の導入



今回の実証では、タクマが開発した燃焼ガス浄化設備「t-CarVe®」を使用し、農作物や作業環境に影響を及ぼす成分を取り除きつつ、豊富なCO₂をグリーンハウスへ供給しました。この方法により、イチゴの光合成が効率良く促進され、その結果、慣行栽培と比べて約20%の収穫量増を達成しました。また、化石燃料を使用しなかったことで、約300トンものCO₂削減ができ、さらにランニングコストも約40%削減することができました。

成果報告会の様子



この度の実証が終了したことを受けて、町田市のごみ処理施設MBECで成果報告会が開催され、関係者約20名が集まりました。タクマの研究員が実証を通じて得られた成果について発表し、参加者の注目を集めました。また、栽培したイチゴの試食も行われ、一般の農園で育ったものと同等の品質であることが確認されました。このイチゴの味を通じて、環境に優しい栽培方法が実際に可能であることが、より実感される場となりました。

未来への展望



タクマ社は、今回の成果を基に、全国各地の自治体や企業に対してトリジェネレーションシステムを広め、持続可能な農業を実現するために取り組んでいく予定です。これにより、脱炭素社会の実現を目指し、持続可能なまちづくりへも寄与することを目指しています。

このたびの新しいイチゴ栽培方法の取り組みは、環境問題への効果的な貢献を果たすだけでなく、美味しいイチゴを作り出す喜びも提供しています。私たちもこの活動を応援し、未来の農業を考えるきっかけとしましょう。


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