新たな物流拠点「水戸ディストリビューションセンター」
2025年5月8日、株式会社MonotaROが新たに建設を進めている水戸市の「水戸ディストリビューションセンター」の起工式が行われました。この施設は、同社の配送能力を大幅に向上させることを目的としており、2028年5月に運用が開始される予定です。
水戸ディストリビューションセンターの概要
水戸ディストリビューションセンターは、茨城県水戸市下野町に位置し、地上4階建て、敷地面積は約98,000㎡に及びます。延床面積は約74,000㎡で、免震構造を採用し、災害対策にも配慮されています。また、太陽光発電システムを導入し、環境に優しい物流拠点を目指します。
この施設の大きな特長は、生産性が従来の笠間ディストリビューションセンターと比較して3倍向上することです。新しく導入される自動倉庫やAGV(自動運搬車)、自動梱包機などの最新設備により、1日に扱える出荷能力は30万行を目指します。これにより、顧客への迅速な配送体制を強化し、さらなる事業成長を図ることが可能となります。
MonotaROについて
モノタロウは、大阪市に本社を置く企業で、切削工具や研磨材、工事用品、事務用品など、現場や工場で必要な約2,420万点の間接資材を取り扱っています。自社の物流センターを活用し、平日17時までの注文で、在庫商品を最短当日発送するサービスを提供しており、顧客満足度の向上に努めています。
同社は「資材調達ネットワークを変革する」という理念のもと、さまざまな業種のお客様の生産性向上をサポートしています。2025年3月末時点での登録ユーザー数は約1,042万で、2024年度の連結売上高は2,881億円に達しています。
今後の展望
水戸ディストリビューションセンターの開設により、モノタロウはより一層の成長を目指しています。特に、工場や現場で必要とされる資材を迅速に届ける体制を整えることで、顧客の期待に応えていく方針です。
最後に、起工式では当社の代表執行役社長である田村咲耶が鍬入れを行い、新たなステージへの第一歩を刻みました。これから完成に向けた工事が進む「水戸ディストリビューションセンター」という新たな拠点に多くの期待が寄せられています。