阪神淡路大震災30年シンポジウムのご案内
2025年3月26日、阪神淡路大震災から30年を迎えるにあたり、神戸電子専門学校で特別なシンポジウムが開催されます。テーマは「震災における情報ネットワークの役割」となっており、ITと防災の未来について考える貴重な機会です。
被災地の情報流通の歴史を振り返る
震災当時では、交通インフラが破壊されたため、被災地は「陸の孤島」と化し、リアルタイムでの情報伝達が困難でした。そこで、アマチュアのボランティアがハンディビデオカメラを使って被災現場の映像を撮影し、情報発信を試みました。また、まだ一般に普及していなかったインターネットやパソコン通信を用いて、被災地のリアルな状況を伝える試みもありました。このように、当時のITエンジニアたちによる「情報ボランティア」活動が、災害情報の発信に重要な役割を果たしました。
新たな視点で防災を考える
今回のシンポジウムでは、震災から学んだ教訓を踏まえ、近年頻発する自然災害に対するデジタル技術の活用方法を議論します。特に、若いITエンジニアたちとの対話を通じて、未来への展望を考えたいと思います。
シンポジウム概要
- - 日時: 2025年3月26日(水) 15:00~17:00
- - 場所: 神戸電子専門学校 北野館B1階 ソニックホール
- - 主催: 神戸電子専門学校、神戸情報大学院大学、神戸国際大学
- - 後援: 兵庫県、神戸市、公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構
講演内容
シンポジウムでは、以下の講演が行われます:
- - モデレーター: 大月一弘(神戸大学名誉教授)
- - A. 被災地から国内外へのWWWによる情報発信
松崎太亮(神戸国際大学副学長)、芝 勝徳(神戸外国語大学名誉教授)
- - B. 被災地の情報化の試み、今でいうDXやSNSの1995年版
山本裕計(アイティワード株式会社)
- - C. 神戸電子専門学校デジタルメディアセンターに集結した情報ボランティア
福岡賢二(神戸情報大学院大学学長代理)、小畑雅英(神戸電子専門学校非常勤講師)
行司高博(公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構)
参加方法
参加を希望される方は、下記のURLからお申込みください。参加は無料です。
参加申し込みフォーム
取材・お問い合わせ
取材に関するお問い合わせは、神戸電子専門学校の西村までご連絡ください。
神戸電子専門学校について
神戸電子専門学校は、1958年に兵庫県神戸市に設立された専門学校で、これまでに2万人以上のプロフェッショナルを輩出してきました。教育理念は「Learn by Creation / 創って学ぶ」で、実践的なカリキュラムを提供しています。毎年開催される「Digital Works(デジタルワークス)」では、学生の成果を発表し、企業との連携を通じた課題解決も行っています。
最新情報は、公式ウェブサイトをご覧ください。
神戸電子専門学校公式サイト
このシンポジウムによって、阪神淡路大震災の教訓を後世に伝え、未来の防災対策について共に考えていきましょう。