新物流サービス登場
2025-10-28 15:22:25

神戸発!定期便のスキマを活用した新しい物流サービスが始動

近年、物流業界における非効率の解消が求められています。特に、トラックが空のまま走行したり、逆に荷物を積みきれない状況は、物流コストの上昇や環境問題の一因とされています。神戸市を拠点とする株式会社ネオスタイルロジが、新たなアプローチとして「スキマシェア」サービスを2025年10月より正式に運用を開始しました。本サービスは、運行中のトラックの空き時間や空きスペースを可視化し、荷主の需要とマッチングする仕組みを構築しています。

スキマシェアの概要


「スキマシェア」は、既存の定期便を基盤とし、運行中に生じるさまざまな“スキマ”を良好に利用することを目的としているのです。特徴的なのは、緊急的な配送ニーズに応えるのではなく、定期便の運行データを用いることで、安定した輸送を確保できる点です。これにより、コストの最適化やCO₂の排出削減にも貢献します。このプラットフォームは、軽貨物の輸送だけではなく、連携している一般貨物運送会社のデータも利用可能で、常温、冷蔵、冷凍、医療検体など幅広いニーズに柔軟に対応できます。

物流業界の現状と「スキマシェア」が生まれた背景


多くの物流現場では、トラックの空車走行と積載しきれない荷物が同時に問題視されています。ドライバー不足や高騰する人件費、複雑な免許制度など、業界にはさまざまな課題が存在します。そこで「スキマシェア」は、こうした見えない非効率をデータで可視化し、ドライバーの生産性を向上させることで、新たな物流価値を提供することを目指しています。

荷主にとってのメリット


このサービスの利点は多岐にわたります。まず、安定供給が可能になり、定期便を基盤にした安定した輸送力を確保できます。また、空車のコストを有効活用することでコストダウンが実現されます。さらには、常温での荷物から冷蔵、冷凍、医療検体まで、多様な温度帯やロットにも対応できるのです。そして、提携運送会社と地域ドライバーネットワークによる品質保証もあり、信頼性も高いと言えます。

社会的インパクト


「スキマシェア」の運用によって期待される効果は、トラック稼働率の向上によるCO₂排出削減、運送会社やドライバーの収益性の向上、さらには荷主の調達や納品のリスクの低減です。株式会社ネオスタイルロジは「物流の非効率を価値に変える」という理念の下、持続可能な物流インフラの確立を目指しているのです。

今後の展開


同社は2026年3月までに提携運送会社を200社に増やし、スキマ登録便数を1,000便にまで拡大する計画です。将来的には、AIを活用したマッチングの自動化やルート最適化を進め、地域ごとの物流の共助ネットワーク形成を計画しています。

まとめ


「運び手の未来を、スキマから変える」というビジョンを掲げる「スキマシェア」は、運行中の効率化、スキマ使用の促進、冷凍・冷蔵輸送、医療物流など、時代に即したロジスティクスサービスを展開しています。この新しい物流の形が、将来の持続可能な社会を支える礎となることが期待されています。

  • ---
株式会社ネオスタイルロジの公式サイトでは、最新の情報が随時更新されるため、関心のある方はぜひチェックしてください。
【本社】 兵庫県神戸市中央区東川崎町1-3-3 神戸ハーバーランドセンタービル19F
TEL:078-366-3321 FAX:078-366-3320
URL:https://www.neostyle-logi.com

連絡先は、スキマシェア事業部の伊藤大輔代表まで。E-mail:[email protected]


画像1

関連リンク

サードペディア百科事典: 環境保護 物流 スキマシェア

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。