能勢妙見山で新たな命のサイクルを育む「循環葬」の試み
大阪府の能勢妙見山にて、2026年3月21日から、循環葬「RETURN TO NATURE」のフォレストメイトを対象とした無料送迎バスの試験運行が始まります。この試みは、訪れるすべての方々が「自分の還る場所」へアクセスしやすくすることを目的にしており、人と自然、地域がともに豊かに共存する未来を目指すものです。初日にあたる春のお彼岸には、能勢の名物「亥の子餅」が振る舞われ、地域の歴史と自然の恵みに触れる特別なひとときが準備されています。
循環葬の背景
日本は高齢化が進む中、年齢や体力にかかわらず誰もが安心して大切な場所にアクセスできる環境づくりが求められています。循環葬「RETURN TO NATURE」は、この問題に取り組み、フォレストメイトとなることで森林保全に寄与することをめざしています。自身が未来に残したい森を訪れてその成長を見守ることは、非常に心豊かな時間になります。しかし、能勢妙見山は最寄り駅からの距離があるため、会員からは「年を取っても通えるか不安」といった声が寄せられていました。これに応え、at FOREST株式会社は無料送迎バスの運行を決定しました。物理的な障壁を取り除くことで、誰もが安心して森とのつながりを維持できるようにしています。最終的には、地域の人々が自分の森の成長を一生涯見守ることができるようになることを目指しています。
無料送迎バスの詳細
試験運行は、毎年春のお彼岸と位置づけられた3月21日からスタートします。運行スケジュールは以下の通りです。
- - 運行経路: 能勢電鉄「ときわ台駅」から能勢妙見山・循環葬の森への往復
- 11:20 ときわ台駅発
- 11:50 循環葬の森到着(滞在時間80分)
- 13:10 森発
- 13:40 ときわ台駅着
利用には予約が必要で、3月20日正午までに予約を行うことが求められます。予約方法はメールまたは電話で簡単に行えます。事前に名前や乗車人数を伝えることで、快適なサービスを利用できます。
名物亥の子餅で和やかな交流を
試験運行の当日には、法要の際に供えられる伝統的な和菓子「亥の子餅」が振る舞われます。この名物は、長い歴史を持ち、宮中での献上品としても知られています。初回となる当日は、フォレストメイトの方々には先着で10名様限定で亥の子餅を提供します。おいしい餅を味わいながら、地域の歴史や文化に触れることは、訪問者にとって特別な体験となることでしょう。
at FOREST株式会社の取り組み
at FOREST株式会社は、「森と生きる・森に還る・森をつくる」をモットーにした循環葬の仕組みを提供しています。墓標を残さず、専門家の監修によりご遺骨を森に埋葬するこのサービスは、自然と共存する新たな選択肢を提示するものです。また、売上の一部を森林保全団体に寄付することで、循環葬のメンバーが増えるにつれて、豊かな森が広がっていく仕組みも構築しています。
大阪・能勢妙見山での新しい命のサイクルの一環として、春のお彼岸から始まるこの試みは、地域のつながりを育てながら、人と自然の共存を促す素晴らしい機会です。もちろん、この活動は単なる葬送の在り方を超え、参加者全員が自然の一部を感じながら、未来への思いを深めることのできる貴重な体験となることを期待しています。