エコロモキャンペーン
2025-04-02 10:25:50

衣料品リサイクル「ワールド エコロモ キャンペーン」が16年目を迎え新たな挑戦

衣料品リサイクル「ワールド エコロモ キャンペーン」新たな展開



衣料品のリサイクル活動として有名な「ワールド エコロモ キャンペーン」。本キャンペーンは、2009年にスタートし、サステナブル社会の実現に向けた寄与の一環として行われてきました。今年、16年目を迎えたこの取り組みは、より多くの人々に参加してもらえるよう、新たに神戸市との共同プロジェクトが始まるなど、進化を続けています。

これまでの成果



これまでの活動を振り返ると、2024年秋冬シーズンをもって、累計寄付額はなんと1億1,861万1,273円に達し、引き取り枚数は1,995万6,668枚にのぼります。今回の取り組みでは、全国の221店舗において649,155点の衣料品が回収され、その収益金は福島県や宮城県をはじめとする困難な状況にある子どもたちへの支援に充てられています。

寄付先には、東日本大震災に関連する団体や、子どもたちを支える複数のNPOが含まれており、地域や世代を越えた支援の輪が広がっています。このように、エコロモキャンペーンは衣料品を通じて、ただ物理的なリサイクルを行うだけでなく、持続可能な発展にも寄与しているのです。

神戸市との新たな取り組み



2024年1月10日から3月28日まで、神戸市経済環境局と共に実施される『ワールド エコロモ キャンペーン×神戸市SDGs』では、神戸市内の13の市営地下鉄駅に「エコロモ 回収ボックス」が設置されます。このボックスを通じて、不要な衣類を集め、それをリユース・リサイクルするプロセスが行われます。この取り組みで得られた収益は、神戸市の子どもたちを支援するために寄付される予定です。

神戸市との共同プロジェクトは、地域貢献の新たな形として注目されており、ローカルな問題解決に寄与したいという意識そのものが、参加する市民にとっても価値のある体験となることが期待されています。

エコロモとは



「エコロモ」とは、エコロジーと衣(コロモ)を融合させたワールド独自の言葉で、不用な服にも価値があるという理念のもと、活動が展開されています。服は使われなくなったとしても、まだ誰かの役に立つ可能性がある。この考えに基づき、ワールドグループはリサイクル・リユースを推進し、子どもたちの将来支援といった形で成果に結びつけています。

今後の展望



ワールドグループは今後も衣料品の循環を進め、エコシステムの自律的進化を図っています。また、アパレル業界でのSDGs達成のモデルを作ることで、自社だけでなく、業界全体への知見を広めていくことを目指しています。持続可能性の実現に向けた取り組みは、今後も続けられ、多くの人々に影響を与えることでしょう。

まとめ



「ワールド エコロモ キャンペーン」はその累計実績だけではなく、地域や社会との関係性を強化する新たな展開を見せています。この活動を通じて、リサイクルの重要性だけでなく、社会貢献の意義を再認識し、多くの人々が参加することが期待されます。未来に向けて、衣料品の真の価値を語りかけるこの試みから目が離せません。


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