元気な地域づくり
2026-06-26 17:15:18

南あわじ市のフレイル外来事業で健康寿命を延ばそう!

南あわじ市のフレイル外来事業で健康寿命を延ばそう!



兵庫県南あわじ市では、高齢者の健康寿命を延ばすことを目指した「フレイル外来事業」が進行中です。超高齢化社会が進む中、2040年には生産年齢人口と高齢者人口がほぼ同数になるとの試算があり、無視できない課題となっています。この事業は、元気なうちから健康について考え、地域とのつながりを持ち続けられる仕組みを整えるこを目的としています。

フレイル外来事業の主な特徴


南あわじ市のフレイル外来事業は、従来の介護予防施策ではアプローチが難しい高齢者層への支援を行います。以下の特徴が際立っています。
1. 早期アプローチ:フレイル外来は、高齢者が介護を必要とする前から、自分の健康状態に気づく手助けを行います。
2. 生活の質を重視:単なる運動指導ではなく、「望む暮らし」を後押しする支援を展開。
3. 地域との連携:フレイル外来を通じて、人や制度、地域とのつながりを目指すまちづくりを支援。

幅広い年代が利用する健康づくり


令和5年度にスタートしたフレイル外来は、令和7年度末までに232人が受診しています。男女比はほぼ均等で、特に70歳代が中心で、多くの高齢者がこのプログラムを利用しています。特徴的なのは、男性の参加率が48.5%と高いことです。これは、他の地域に比べても目を引く数字です。

生活改善と社会参加の支援


フレイル外来では、患者の健康状態を多面的に評価し、生活習慣の改善や社会参加に繋がる支援がなされています。初診時は市の助成により無料で受診でき、医師が体力測定や生活習慣についてアドバイスを提供します。また、リハビリテーション専門職が、筋力やバランスなどを評価し、個別の支援プランを作成します。

受診後の意識向上


受診者の93%が「受けてよかった」と感じており、自ら健康状態を理解し、運動や食事に気を遣う意識が広がっています。受診を契機に、運動を意識し始めたり、健康に興味を持つようになる方が多いのが特徴的です。具体的には、「運動を意識して体を動かそうと思った」が66.2%に上るなど、健康に関する意識が明らかに高まっています。

地域社会つながるまちづくり


フレイル外来の目指すのは、単なる介護予防に留まりません。高齢者が自身の健康を意識し、地域の活動にも積極的に参加できるように後押しします。南あわじ市では、地域資源を活用して百歳体操会場や活動の場を整備し、必要に応じて手を差し伸べる取り組みが進められています。令和8年度からは訪問型フレイル支援も実施し、アクセスの難しい高齢者にもサポートを拡大していく方針です。

南あわじ市は、元気な高齢者が地域とのつながりを持ちながら、支え合う仕組みを確立することを目指しています。これによって、誰もが健康で活躍できる社会の実現を進めていくのです。南あわじ市の取り組みは、全国の他の地域にも良いモデルとなることでしょう。


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