イーグリッド、タイでの電動バイク実証研究を開始
島根県出雲市を本拠とする株式会社イーグリッドが、2026年4月よりタイ・バンコクで電動バイクの運転行動分析を通じたエネルギー効率化の実証研究を開始しました。このプロジェクトは国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援を受けており、タイ国内での商用化を2027年に目指しています。
背景と目的
タイでは数百万台のバイクによるタクシーや宅配が広く利用され、物流や生活インフラの重要な基盤となっています。しかし、フリート事業者は「見えないコスト」に悩まされているのが現状です。イーグリッドは、先進的なテレマティクス技術を駆使して、これらの課題を解決し、運転行動の改善やエネルギーの効率化を図ることを目指しています。
サービス内容
イーグリッドの新しいサービスは4つの機能から成り立っています。
1.
リアルタイムデータの収集 - GPSや加速度センサーを用いて、電動バイクの走行データを常に収集し、クラウドに送信します。
2.
セーフティードライブ診断 - AIを活用し、安全運転の観点から急加速や急減速のパターンを検知し、運転スコアを提供します。
3.
エコドライブ診断 - 走行後、ドライバーはエコドライブのスコアや改善提案を受け取り、自発的な行動改善を促します。
4.
フリート管理 - フリート全体のエネルギー消費やコスト削減効果をリアルタイムで把握できるため、的確な経営判断が可能になります。
導入のメリット
イーグリッドのサービスを導入することで、企業は以下の3つの経営改善効果を期待できます。
- - 電力コストを最大20%削減し、運行コストを下げることが可能になります。
- - 事故や故障リスクを低減し、安全性を向上させることで、修理費や保険費の削減が見込まれます。
- - 業務の可視化により、経営者がリアルタイムで現場の状況を把握し、迅速な意思決定ができます。
オープニングセレモニーの開催
2026年6月19日、バンコク市内のホテルでオープニングセレモニーが盛況のうちに開催されました。来賓にはタイ工業省の関係者や在タイ日本国大使館の代表などが出席し、本プロジェクトへの期待が表明されました。セレモニーでは、実証事業の内容やプロジェクトの魅力がプレゼンテーションされました。
テープカットセレモニーでは、日タイ両国の関係者が一堂に会し、プロジェクトの正式なスタートを祝いました。この瞬間には会場全体に一体感が漂いました。
今後の展開
イーグリッドは、2026年の実証フェーズを経て、2027年からは商用化を目指します。その後はASEAN諸国へと展開を進め、最終的にはグローバルな電動フリート管理プラットフォームとしてのサービスを提供する計画です。
イーグリッドの取り組みが、持続可能な社会の実現に向けた一助となることが期待されています。今後の進捗に注目していきましょう。