神戸ファッション美術館の特別展開催
2025年11月22日(土)から神戸ファッション美術館にて、特別展「やすらぎの近代絵画−ユニマットコレクションミレーからワイエスまで−」がスタートします。この展覧会では、ユニマットグループの創業者である髙橋洋二氏が長年かけて集めた西洋美術コレクションが一堂に披露される貴重な機会です。約90点の美しい作品が来場者を待っています。
やすらぎの美をテーマにしたコレクション
ユニマットグループが提唱する「やすらぎの美」は、日々の生活に心の豊かさをもたらすことを目的としたテーマです。この展示では、印象派の巨匠ジャン=フランソワ・ミレーをはじめ、ピエール=オーギュスト・ルノワール、藤田嗣治、アンドリュー・ワイエスなど、名だたる画家たちの作品を一挙に鑑賞できます。展示は4つの章に分かれ、それぞれ異なる視点から近代絵画の魅力を探求します。
第1章: 田園を描く
この章では、ミレーやバルビゾン派の作品が展示され、のどかな田園風景や時代を感じる風景画を鑑賞できます。特に、ミレーの「洗濯物を干す女」は、生活の中のひとときを優雅に切り取った名作です。
第2章: 裸婦像の魅惑
ここでは、印象派の巨匠たちによる女性像が紹介されます。ルノワールや藤田嗣治の作品には、女性の美しさが何層にも表現され、見る者を魅了します。レオン・フィリペの「花と娘」などもまた、観客の心に残るでしょう。
第3章: さまざまな人物表現
印象派やエコール・ド・パリの作品を通じて、人物表現の多様性に迫ります。特にルノワールやドガの作品は、感情豊かで生き生きとした人物像を描いており、心を打たれます。
第4章: ワイエスの世界
アメリカの国民的画家アンドリュー・ワイエスによる作品群がこの章に集められており、自然と日常生活を写実的に描いた作品には詩情が満ちています。彼の描く世界に身を委ね、心をゆったりとさせてみてください。
開催概要
この特別展は、2025年11月22日から2026年1月18日まで開催されます。開館時間は午前10時から午後6時までで、入館は午後5時30分まで可能です。月曜日と特定日(11月25日、1月13日、年末年始)には休館日がありますが、特別に祝日は開館します。
料金については、一般で1,000円(団体料金800円)、大学生や65歳以上の神戸市外在住者は500円(団体料金400円)、高校生や神戸市内在住の65歳以上は無料です。
「やすらぎの近代絵画」展は、感動的な美術作品の数々を間近に体験できる良いチャンスです。心を癒されるひとときを、ぜひ神戸ファッション美術館でお楽しみください。