地域と共に歩む日本酒「Number:純米大吟醸原酒」
兵庫県西宮市にある大関株式会社が中心となり、地元の4社が共同で開発した「Number:純米大吟醸原酒」。この日本酒の販売の一部が地域社会に還元される取り組みが注目を集めています。2023年度分の売上の一部が寄付され、西宮市社会福祉協議会の「善意銀行」を通じて、パラリンピック競技の「ボッチャ」に必要な道具が贈呈されました。この寄付活動は毎年行われており、地域活性化や社会福祉の推進を目的としています。
共同で挑む地域サポート
「Number:純米大吟醸原酒」は、2020年の発売以来、地域の人々と共に育ててきた日本酒です。今回の寄付活動で支援された道具は、身体を動かすことが難しい方々が参加するための「オンラインボッチャ」で使用するスピーカーとマイク。これにより、遠隔地にいる方々も自宅や学校からリモート参加できるようになります。
贈呈式の様子
贈呈式には、西宮市社会福祉協議会の上野常務理事、大関の長部社長、共同開発を行った玄米家や藤本糧穀の担当者が出席し、地域の福祉に貢献する意義を共有しました。なぜこの取り組みが重要なのか、実際に寄付先の方々からの感謝の声が寄せられる中、参加者全員が真剣に地域のための一助となることを誓いました。
純米大吟醸原酒の特徴
「Number:純米大吟醸原酒」は720mlで、兵庫県産のこだわりの米「山田錦」を使用。地元企業が連携して造り上げたこのお酒には、「みんなで造る日本酒」というコンセプトが込められています。地域の豊かな自然から供給される資源を最大限に活用し、地元の活性化に寄与することを目指しています。2024年度版は2024年10月より近畿エリアとECサイト限定で販売されています。
未来への展望
この活動は、地域の福祉と支援を同時に行う先駆的な試みと言えます。日本酒を楽しみながら、その背後にある社会貢献の意義を知ることができる「Number:純米大吟醸原酒」は、今後も地域の皆様との結びつきを深めていくことでしょう。日本酒を飲むことが、地域への貢献と重なる瞬間を楽しむことができるのは、まさにこの商品の魅力の一つです。ぜひ、この機会に一杯どうぞ。さまざまな場面での社会貢献活動に引き続き期待が寄せられます。