香川県のはなまるうどん、新たなプロジェクト始動
讃岐うどんの代表的なチェーン、はなまるうどんが2025年1月から新たなプロジェクト「おいでまい!さぬきプロジェクト」を開始しました。これは創業25年を迎えるにあたり、讃岐うどんの文化を守りつつ革新を目指す活動です。これまで以上に香川県との絆を深め、伝統的なうどん文化を次世代へ引き継いでいくという、企業使命を打ち出しています。
讃岐うどんの本場、香川県の地元産小麦粉
プロジェクトの一環として、3月18日から香川県内のすべてのはなまるうどん14店舗で、香川県産小麦粉「さぬきの夢」を用いたうどんを提供することが決定しました。この「さぬきの夢」は、地元のうどん業界や愛好家の熱意から生まれた香川県オリジナルの小麦品種で、その特徴はモチモチした食感と小麦の香りにあります。
はなまるうどんは、この小麦粉を使って全てのメニュー、例えばかけうどんや温玉ぶっかけうどんを新たに作り直します。製麺工場では特別に調整された水を使ってさぬきうどんの本来の味わいを引き出すため、高松市の水質に近い条件で製麺が行われます。これにより、より弾力があり風味豊かなうどんが誕生します。
「さぬきの夢」の魅力
「さぬきの夢」は、その名の通り讃岐うどんに最適な小麦として開発されました。開発時には、グルテン量の不足による麺の切れやすさが問題視されましたが、数百人を対象とした試食アンケートを経て、製麺適性を高めるための品種選抜に成功しました。それにより、コシの強いモチモチ食感のうどんが提供可能になりました。また、香り豊かな小麦の香りは、讃岐うどんを食べる楽しさをさらに引き立ててくれます。
プロジェクトの意義
「おいでまい!さぬきプロジェクト」は、讃岐うどんを食べてみたいという気持ちを全国に広める活動です。讃岐弁で「おいでまい」は「いらっしゃい」の意味。これからの活動を通じて、全国の人々に讃岐うどんを楽しんでもらい、香川への訪問を促す意図が込められています。
このプロジェクトを通じて、はなまるうどんは新商品の開発や香川県産品を使用した商品の販売、さらには店舗の全面改装を予定しており、讃岐うどんの魅力を発信することに全力を挙げています。地域貢献と讃岐うどんの伝統を引き継ぐこの取り組みが、さらなる成長を遂げることを期待しましょう。
最後に
はなまるうどんは「みんなに、おいしい驚きを。」という理念を掲げ、今後もお客様に新たな驚きと、おいしさを提供していくことを約束しています。香川県産小麦粉「さぬきの夢」を使用した讃岐うどんをぜひご賞味ください。