兵庫・西宮に新たな賃貸マンションが誕生
兵庫県西宮市で、奥村組、積水化学、リノべるの3社が手を組み、築48年の社宅を再生した環境配慮型の賃貸マンション『OC RESIDENCE R NISHINOMIYA OGO』が進行中です。このプロジェクトは2025年3月に竣工し、4月には入居が開始される予定です。
プロジェクトの概要と背景
この再生プロジェクトは、資源の有効活用を図りつつ、省エネ化や長寿命化を目指して展開されているものです。日本には約5,400万戸の住宅ストックが存在しますが、その多くが省エネ基準を満たしていません。この現状を打破するため、今回のプロジェクトでは、旧耐震基準のものであったこの物件を、安全性・耐久性を確認した上で、最新の基準に沿ったZEH水準のリノベーションを行います。
ZEH水準の賃貸マンション
本物件は全戸がZEH水準を達成しており、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)において『ZEH Oriented』を取得しました。この成果は、断熱性能を向上させて光熱費の削減を実現し、居住者に快適で安心な生活を提供します。具体的には、年約3~4万円の光熱費削減が見込まれています。
ウェルビーイングな生活の提案
さらに、プロジェクトでは『バイオフィリックデザイン』が取り入れられており、自然との共生を図った施設設計が施されています。共用部には、中庭やドッグランなど、住民同士のコミュニティ形成を促進する設計がなされています。特に、奈良県の間伐材を使用したインテリアなど、地域性を生かしたデザインが施されています。
家庭に優しい住環境
専有部のリノベーションは、ファミリー層が暮らしやすいよう配慮されており、広い玄関や収納スペースが確保されています。また、各住戸にはインナーバルコニーを設け、外とのつながりを感じられる利便性がある設計になっています。多彩な間取りから選べるこの物件は、様々なライフスタイルに対応しており、特に子育て世帯に優しい住まいとなるでしょう。
今後の展望
『OC RESIDENCE R NISHINOMIYA OGO』は、持続可能な住宅マーケットの創出を目指すプロジェクトの一環として位置づけられています。3社のコラボレーションにより、今後も持続的かつ効果的に省エネ住宅の普及を進めていく計画です。私たちの生活をより良くするための一歩として、多くの人々に享受されることでしょう。
新しい住宅の選択肢、ぜひ注目してみてください。