無人島学校の魅力
2025-05-28 12:49:49

無人島学校で育む自立の力と仲間との絆が生む未来

無人島学校で育む自立と仲間との絆



無人島での7泊8日、子どもたちが自らの手で生き抜く挑戦が待っている。NPO法人生涯学習サポート兵庫(SHOSAPO)が主催する「無人島学校」は、今夏8月16日から23日まで兵庫県姫路市・家島諸島にある無人島で開催される。このプログラムは、2007年から続いており、これまでに1,300人以上の子どもたちが参加してきた。

自立を育む教育体験



無人島学校は、単なるサバイバル体験に留まらない。その真の目的は、子どもたちの「自立」を育むことにある。参加者は、電気も水道も存在しない無人島で、持ち込むことができる食料は水と米のみ。火起こしや釣り、調理、寝床づくりなど、一切を仲間と協力して行う。これにより、子どもたちは自分の役割を見つけ、率先して行動する経験を積む。

「誰かにやらされる」のではなく、自分自身で考え、仲間と協力して挑戦し、「ありがとう」と言われることで自己肯定感が高まり、成長していく。また、プログラム終了後には振り返りの時間を設けており、体験を言葉にすることで、その経験を人生の糧に変える機会が提供されている。

ボランティアスタッフとの関わり



無人島学校では、多世代が関わることによる学び合いも大きな特徴だ。大学生や大人のボランティアスタッフが子どもたちの挑戦を側で見守り、時には共に悩んだり、励ましたりする。“ナナメの関係”と呼ばれるこのつながりが、豊かな学びを生んでいる。スタッフは、心肺蘇生法や応急処置、さらには子どもへの関わり方の研修を受けており、参加後には振り返りの研修も実施される。

このように、子どもも、学生も、大人も共に学び、育ち合う環境が整っているのだ。

講座を主催するSHOSAPOの理念



NPO法人生涯学習サポート兵庫(SHOSAPO)の理事長、山崎清治氏は「自然体験によって身につく力として最も重要なのは自立だ」と強調する。「無人島という極限の環境でこそ、人間の原点を体験できる機会がある。私たちは、子どもたちが価値観を育み、人生を作り上げていくための土台となる学びを提供し続ける」と語っており、無人島学校が持つ教育的意義を再確認させられる。

実施概要と参加方法



無人島学校の詳細については、以下の通りです。
  • - 開催日時: 2025年8月16日(土)~8月23日(土)
  • - 場所: 家島諸島松島
  • - 定員: 60名(選考あり)
  • - 参加費: 一般154,000円(税込)、応援価格99,000円(税込)
  • - 対象年齢: 概ね15歳までの子ども
  • - 申し込み: 公式ウェブサイト から詳細を確認し、早めに申し込むと良いでしょう。

無人島での生活を通じて得られる貴重な体験は、子どもたちにとってかけがえのないものとなるでしょう。自立と協力の精神を育み、仲間との絆を深めるこのプログラムは、未来への一歩を踏み出す素晴らしい機会です。


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