神戸北野ノスタ:廃校を活用した新たな文化の拠点
神戸北野ノスタが、オープンからわずか208日で来場者数20万人を超えました。この施設は、かつて小学校だった場所をリノベーションし、地域の魅力を発信するグルメ複合施設として生まれ変わりました。今回は、このプロジェクトに込められた想いや、新旧混ざり合うこの文化拠点の魅力についてご紹介します。
異国情緒あふれる場所
神戸・北野エリアに位置する神戸北野ノスタは、歴史的な異人館に囲まれたロケーションに恵まれています。かつての学び舎であった旧北野小学校を活用し、GLIONグループが手掛けるこの施設は、「記憶と創造が交差する場所」というコンセプトのもとに再生されました。
施設内には、地域の素材を活かしたレストランやカフェ、物販店が並び、五感で楽しむことができる体験が提供されています。観光客と地元住民が共に楽しむ場として、神戸北野ノスタは新たな賑わいを生み出しています。
文化の再生と地域との共創
広報担当の中村小里さんは「国際色豊かな食卓を一つにする『ワンテーブル』のコンセプトのもと、地域の食材を活用した価値創造に挑戦しています」と話します。地元の食を融合させたメニューは、多くの来場者に新たな体験を提供しており、その魅力が来場者数の増加に繋がっています。
3階に位置するSTELLA HALLは、旧講堂の面影を残したまま地域の文化イベントに使えるスペースとして開放されています。クリエイターやアーティストによるイベントも定期的に開催され、地域との結びつきを強めています。
GLIONグループの取り組み
ジーライオングループは、単なる施設再生に止まらず、地域との共創を重視しています。文化が地域に根付くためには、企業が「場」を提供し、「人」を集め、「想い」を共有することが大切だと考えています。神戸北野ノスタは、その第一歩として重要な役割を果たしています。
また、ジーライオングループは、神戸北野ノスタ以外でも文化の再生に取り組んでおり、大阪の中之島GATEサウスピアや、ジーライオンアリーナ神戸、さらには赤レンガ倉庫を用いたクラシックカーミュージアム「GLION MUSEUM」など、各地で新たな文化関連施設を展開中です。
今後の展望
神戸北野ノスタは、地域に愛される文化拠点としての重要性を日々深めており、新旧が共存する場所として、さらに多くの人々が集う場へと成長していくことでしょう。ジーライオングループの取り組みにより、地域と文化の再生が織りなす新しい風景が広がっていくことを期待しています。
このように、神戸北野ノスタは地域の歴史を尊重しつつ、未来を見据えた新たな文化の拠点として、今後の発展が楽しみな場です。