岡山大学が笠岡高等学校での実習支援プログラムを実施
2026年6月2日、国立大学法人岡山大学は岡山県笠岡市に位置する笠岡高等学校で、AIや3Dプリンターの活用に関する実習を支援しました。このプログラムでは、2年生約145人が対象となり、実習を通じてデジタル技術を活用した探究活動の質を向上させることを目的としました。
当日のプログラムは、特に台風が近づく中行われることが決まっており、生徒たちの強い興味と期待に応える形でスタート。悪天候にもかかわらず、参加者たちの熱心な姿が印象的でした。
今回の支援では、岡山大学の学生団体であるデータサイエンス部の前田緑仁さんや、株式会社MOSAdemyを代表する清水優椰さんが講師として指導にあたりました。また、笠岡高等学校出身の現役岡大生もサポーターとして参加。彼らは自ら母校を訪れ、探究活動を行う後輩たちにアドバイスを提供し、温かい交流をもたらしました。
プログラム内容の具体化
2023年から続くこの高大連携事業は、昨年度からの学生主体の支援をさらに進化させた内容となっています。具体的には、生成AI講座や3Dプリンターの実習が新たに加わりました。
生成AIの講座では、嘘の回答をする「ハルシネーション」についての理論や、特定カフェの売上データを用いた実際のデータ分析を体験し、生徒たちは個々の端末を使って分析課題に取り組みました。また、NotebookLMというツールを用いて、ファクトに基づく分析を実施しました。
一方、3Dプリンターの実習では、直感的に使える3D CADソフト「Tinker CAD」を活用してモデリングを行い、生徒たち自身のアイデアを物理的な形として具現化する「ラピッドプロトタイピング」に取り組みました。
具体的なものづくりを通じて、エンジニアとしてのプロセスを実体験することができたのです。
教員からの評価
実習を担当する同校の教員は、参加した生徒がAIを楽しそうに活用していた姿や、3Dプリンターを覗き込む様子がとても印象的だったと評価しています。岡山大学の学生たちが専門的なサポートを行ったことで、探究活動の質が飛躍的に向上したとのことでした。
今後も岡山大学は、県内のDXハイスクールで自主的かつ実践的な学びを推進するための支援を続けていく方針です。地域に根ざした特色ある研究大学としての役割を果たす岡山大学の取り組みに、引き続きご注目ください。
総じて、岡山大学の先進的な取り組みが地域の高校生たちに新たな学びを提供し、デジタル技術の進化を後押しする結果につながることが期待されます。これらの活動を通じて、若い世代の探究心と実践力を更に育むための研究や教育が進んでいくでしょう。