収量・品質向上のための窒素に頼らない肥料設計セミナー開催
近年、農業生産者が直面している問題は多岐にわたります。特に水稲の生産現場では、収量の不安定さや、等級の低下、高温による米質の悪化、さらに肥料代の高騰といった課題が続いています。このような状況において、農業の環境は急速に変化しており、これまでの施肥方法では通用しない事例が増えてきました。そこで、2026年1月17日(土)に岡山で開催される「窒素に頼らない肥料設計セミナー」が注目を集めています。
セミナーの内容
このセミナーでは、業界で1,000件以上の実績を持つ肥料設計の専門家が、自身の経験を基に“本当に効く対策”を解説します。以下の3つのポイントを中心に進められます。
1. 全国の水稲生産の不調要因を徹底分析
定期的に発生する初期生育の不良や高温障害、倒伏など、多くの生産者が共通して直面する問題に焦点を当てます。これらの背後には、栄養バランスの崩れや根の働きの低下といった見えにくい原因が潜んでいます。セミナーでは、それらに対する理解を深め、効果的な対策を学ぶことができるでしょう。
2. 窒素依存からの脱却
「窒素を減らすことに不安を抱いている」という声も多いですが、実は窒素に過剰に依存せずとも、安定した生育は可能です。カリウムやカルシウム、マグネシウムといった他の栄養素のバランスを強化したり、根の環境を改善することで、肥料代をコストダウンしながらも収量と品質を保つための合理的な設計が可能になります。
3. 実体験に基づく成功例・失敗例の共有
講師の経験から得られたリアルな知見をもとに、机上の理論ではなく、実際に生産者と向き合って改善してきた事例が紹介されます。この内容は、今年の作付けにもすぐに役立つでしょう。
こんな方におすすめ
- - 昨年の収量が下がった方
- - 乳白米や背白が増えたと感じる方
- - 高温年の対策に悩んでいる方
- - 肥料代を見直したい方
- - 初期生育が芳しくないと感じている方
- - 土づくりを再評価したい方
- - 肥料の選び方や使い方に自信がない方
これらの不安や疑問を抱えた方々にとって、このセミナーは確かな学びとなる内容です。
開催概要
- - タイトル: 窒素に頼らない肥料設計セミナー
- - 日時: 2026年1月17日(土)13:00〜15:00
- - 会場: 農機具王 岡山店(岡山県総社市長良452-5)
- - 参加費: 無料
- - 定員: 先着制となりますので、早めのお申し込みをお勧めします。
申込ページはこちらから
講師について
講師は、滋賀大学で栽培学と環境教育を専攻した人見翔太氏。これまでに肥料・米穀販売の経験を積み、肥料設計に関しては1,000回以上の現場経験を持ち、多くの生産者との指導にあたってきました。
主催者情報
このセミナーは、農業の課題を根本から解決することをテーマに、営業支援を提供する株式会社リンクが主催しています。詳しい情報は
アグリスイッチの公式サイトをご覧ください。