銀ビルの挑戦
2026-04-17 09:01:24

姫路の銀ビルストアーが誇る70年の歴史と地元愛

姫路の銀ビルストアーが誇る70年の歴史と地元愛



姫路市に根付く「銀ビルストアー」は、2026年に創業70周年を迎える。巨大チェーンが次々と消える中、なぜこの店が生き残ったのか。この疑問への答えは、同店の社員が持つ情熱と、経営者が社員を信じる姿勢にある。物価高や物流の不安定さが続く現代、地元の支える「インフラ」としての役割が強く問われている。

地域とともに歩んできた歴史



銀ビルストアーは1965年、本店が全焼する試練からスタートした。火災から3ヶ月後、仮設店舗を再開したのは周囲の商店主や地域住民の暖かい支援があったからだ。この時、地域住民は「この店がなくなると街が終わる」と感じ、強い信頼が生まれた。30年後の1995年、阪神淡路大震災では、混乱する店内で若き店長代理が「地域の命を支える」という意義を感じ、すぐに営業を再開。こうした逆境を経験したことで、銀ビルストアーの精神が鍛えられていった。

時代を先読みした戦略



銀ビルストアーの成功の大きな要因は、「大手と同じ土俵に立たない」という戦略にある。2代目社長の大塚茂木は、地政学的に未来のモータリゼーションを予見し、主要道路付近に立地する巧みな「山手作戦」を展開した。これにより、効率的な物流網と地域内独占的な地位を築き、大手の進出を防いだ。

信頼の源、肉の銀ビル



大塚茂木の志を受け継いだ大塚英木(現会長)は、流通大手ダイエーで身に付けた知識を駆使しつつ、夫々の店舗で新しい試みを続けた。特に「店内調理」を残し、鮮度と美味しさにこだわる姿勢は、「肉の銀ビル」としてのブランドを確立させた。彼の選択は「非効率であっても、真の価値を提供する」という職人気質の現れに他ならない。

質を追求する精神



大塚英木は、激変する市場状況の中で「大手と同じ道は歩まない」と決意。安売り競争を避け、むしろ品質を追求し、パリの市場文化を取り入れた「ボンマルシェ」を立ち上げた。この店舗は、日常の買い物に豊かさをもたらすことを目指し、顧客の期待以上の体験を提供し続けている。

無借金経営の信頼



5代目社長の大塚兼史に引き継がれた銀ビルストアーは、無借金経営を実現し、地域と従業員の信頼を示している。株式会社銀ビルストアーは、地域の生活を守るため、買い物難民の支援や子ども食堂の設立など、地域密着の取り組みを進めている。70年の歴史を誇るこの店は、未来に向けて新たな挑戦を続けている。

次の100年に向けたビジョン



現在、銀ビルストアーは「30店舗・300億円」のビジョンを策定し、デジタル化やブランドの若返りを進めている。創業者たちが誓った「地域に寄り添う姿勢」は、今もなお大切にされており、これからも「人で負けたら終わり」という強い意志をもって、新たな未来を切り開く努力を続けていく。銀ビルストアーの物語は、これからも地域と共に歩んでいく。



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