無人旅客船運航の幕開け
2026-01-20 13:57:50

世界初の無人旅客船が商用運航を開始—古野電気の挑戦

世界初の無人旅客船が商用運航を開始—古野電気の挑戦



兵庫県西宮市に本社を置く古野電気株式会社は、先日、世界初となる自動運転レベル4相当の自律航行システムを搭載した旅客船を商用運航する運びとなりました。このプロジェクトは、日本財団が推進する「MEGURI2040」に参画したもので、今後の海運業界に新たな風を吹き込む期待が高まっています。

旅客船「おりんぴあどりーむせと」



今回の商用運航が始まったのは、国際両備フェリー株式会社が所有する離島航路向けの旅客船「おりんぴあどりーむせと」です。この船は、2025年12月5日に行われる国の船舶検査に合格して初めて、一般のお客様を乗せての定期船運航が可能となります。この自動運航機能は、航路の維持に関わる船員の不足問題を解消し、離島住民にとっての安定した交通手段を提供するものです。

自律航行システムの開発



古野電気はMEGURI2040のプロジェクトに早くから参加し、今回の第2ステージにおいては自律航行システムおよび陸上支援センターの開発を進めました。この自律航行システムの特筆すべき点は、その設計思想において規格化・標準化が取り入れられていることです。これにより、他社のシステムとも連携しながら自動運航機能をスムーズに動作させることができる汎用性の高さを示しています。

なぜ自動運航が必要なのか?



現在、日本国内には約400の有人離島が存在しています。それらの離島の生活航路を維持することは、地域の住民の生活の安定に直結しています。しかし、船員の不足や高齢化が進む中、自動運航の導入は喫緊の課題です。古野電気はこの課題に取り組むことで、持続可能な交通手段を提供するだけでなく、労働力不足の解消や海難事故防止にも貢献していきます。

目指す未来



古野電気は、無人運航船の実用化に向けたさまざまな取り組みを継続し、社会実装を進めていく方針です。最終的には、離島住民を支えたり、地域経済の活性化を図ったりすることが期待されています。自律航行システムは、SDGs(持続可能な開発目標)の達成にも寄与する技術とされ、地域社会と共に発展していく姿勢が求められています。

終わりに



古野電気の挑戦は、単なる技術開発に留まらず、地域住民との共生や持続可能な未来への一歩を踏み出すものです。今後もこの事業が進展し、無人運航船の実用化が実現することで、私たちの生活がどのように変わっていくのか、興味深いところです。新たな時代の幕開けとして、今後の動向に注目していきたいと思います。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

関連リンク

サードペディア百科事典: 古野電気 自律航行 無人運航船

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。