特別展「絵本作家・葉祥明の世界―メルヘンから平和へ」
2026年5月23日(土)から8月16日(日)まで、神戸市立小磯記念美術館にて、著名な絵本作家であり画家である葉祥明(よう・しょうめい)氏の特別展が開催されます。この展覧会では、「メルヘンから平和へ」をテーマに、氏の多彩な作品を通じて彼の独自の世界観を体験することができます。
葉祥明とは?
葉祥明氏は1946年生まれの画家で、1970年代から活動を開始し、絵本の挿絵やイラストレーションを手掛けることで「メルヘン画家」として広く知られるようになりました。特に、やなせたかし氏が編集に携わった雑誌『いちごえほん』や『詩とメルヘン』に掲載された美しい作品は、多くの人々に感動を与えています。また、社会的な問題をテーマにした絵本『地雷ではなく花をください』(1996年)など、メッセージ性の強い作品も多く手がけてきました。
展覧会の見どころ
本展では、約100点の作品を展示します。絵本やその挿絵の原画、さらには油彩画を通して葉祥明氏の制作の過程を知り、彼が描き続ける「優しさ」や「思いやり」といったテーマに触れることができます。作品の美しい色彩やシンプルでありながらも洗練された構図が、見る人に安らぎを与えることは間違いありません。関西地域では初の大規模展覧会となるこの機会をお見逃しなく。
展示内容の章立て
第1章:画業のはじまりから「メルヘン画家」まで
ここでは、葉氏の初期の作品を通じて、彼の画風の形成過程を紹介します。ファッションイラストレーターを志していただけに、初期の人物画や絵本デビュー作『ぼくのべんちにしろいとり』の原画などが並びます。
第2章:多彩な絵本の世界
「メルヘン画家」としてのキャリアを築く中、葉氏は1980年代以降に多数の絵本制作に取り組みました。本章では、子供向けのほかに人生や社会問題をテーマにした作品も展示されます。
第3章:油彩画の世界
1980年代後半からは、油彩画にも挑戦している葉祥明氏。イラスト作品をベースに、崇高な自然や宇宙の風景を描くことで、自らの疑問「我々は何なのか?」に向き合っています。これまでの作品とは一線を画するような、深みのある油彩画が多く展示されます。
第4章:ことばと絵の世界
葉氏は絵本のイラストだけでなく、詩人としても活動しています。1990年代から続けている詩の連載では、彼の渾身の言葉が日常生活や人生へのメッセージとなって多くの人々を励まし、癒しています。
特別イベント
展覧会期間中には様々な無料イベントが予定されています。一部は事前申し込みが必要ですが、申込不要のイベントもあり、家族連れや子供たちに木木の場を提供します。
- - 葉祥明氏による記念講演会&サイン会(事前申込) ・・・ 5月23日(土)13時00分~15時45分
- - 美術館探検(当日先着順)・・・ 美術館の裏側を見学できる子供向けイベントです。
開催概要
- - 会期:2026年5月23日(土)~8月16日(日)
- - 開館時間:10時00分~17時00分(最終入館16時30分)
- - 休館日:毎週月曜日(7月20日は開館)
- - 入館料:一般1,200円、大学生600円、高校生以下は無料。
この特別展は、葉祥明氏の作品を通じて素晴らしいメッセージを受け取る貴重な機会です。是非とも足を運び、彼の心優しい世界を体験してください。