岡山大学が直島で実施したアート探訪プログラムの様子
2026年3月9日および10日、岡山大学の学生たちが香川県直島で特別なアート探訪プログラムに参加しました。このプログラムは「新しい『自分』との出会い」をテーマに、岡山大学ユネスコチェアとベネッセアートサイト直島が連携して実施されたものです。初年度となる今年度には、幸運にも選ばれた8名の学部生と大学院生が参加。この機会を通じて、学生はアートを通して自己を見つめ直しました。
プログラムの初日は、フェリーで直島に到着し、公益財団法人福武財団の藤原綾乃氏のガイドにより、地域の歴史や文化についての基礎知識を得る講義が行われました。その後、ベネッセハウスミュージアムの常設展示を見学し、鑑賞した作品についての「対話型鑑賞」に挑戦しました。こちらの体験では、学生同士がそれぞれの感想や考えを話し合うことで、アートの深さを共有しました。
特に印象的だったのは、学生たち自身が興味を持って選び取った作品を基に「私のテーマ」を発表する時間です。作品に対する思考を深めることによって、参加者はアートが持つ自由な解釈や表現の重要性に気づく貴重な体験を得ました。
宿泊先の「つつじ荘」では、参加者同士の交流も深まり、アートの話題を中心に多くの意見が飛び交いました。プログラムの二日目は、山間に位置する「ヴァレーギャラリー」を訪れ、島の風景とアートがどのように共存しているのかを実感。さらに、直島の本村を散策しながら、初日に考案した「私のテーマ」をより深める機会となりました。
プログラムの終盤には、各自が得た新しい発見や学びを発表し、この二日間の体験を振り返りました。参加した学生からは「作品には決まった答えがなく、それぞれが自由に感じ取ることが大切だと気づいた」という感想や、「自分の性格や社会との関係を改めて見つめ直す良い機会だった」との声を聞くことができました。
このようなアート探訪プログラムは、岡山大学のユネスコチェアが推進しているものであり、アートを介して多様な価値観や文化が交わる中で、学生がSDGsについても深く学ぶことを目指しています。今後も、岡山大学とベネッセアートサイト直島は連携を深め、多文化共修を促進する貴重なプログラムを展開する予定です。
最後に、このプログラムは岡山大学が地域の中核研究大学としての特性を活かし、学生が実践的な学びを通じて持続可能な社会の実現に寄与する一助となることが期待されています。参加者たちの新たな出発が、これからの活動にどのような影響を与えるのか、今後が楽しみです。