削孔管理の新たな時代を迎える
最近、神戸の株式会社Momoと岡山の蜂谷工業が共同開発した「削孔管理IoTシステム」が国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録されました。この技術は、削孔出来形管理を自動化するもので、従来の複数名での作業を1名で完結できるように設計されています。特に人手不足が深刻な建設現場において、作業効率を大幅に向上させる可能性を秘めています。
削孔Paletteの特徴
削孔Paletteは、タブレットとレーザー距離センサ、AI画像解析を駆使し、削孔長や削孔径の計測、記録、写真撮影を自動で行います。特に、1000孔の試算では工程が84.95%も短縮されるという結果が出ており、これは公共工事の品質確保と人手不足対策に大きく貢献できる技術です。
開発の背景
工事現場では、削孔出来形管理に通常2~3人が関与していたため、人的リソースが圧迫されていました。これに対する答えとして、Momoと蜂谷工業は「1人で高精度な計測を自動化したい」というニーズに応じて、削孔Paletteを開発しました。
具体的な機能と利点
このシステムは、以下のような特長を持っています:
- - 自動計測機能:削孔長は誤差±4mm以内、削孔径は±3mm以内で高精度に計測。
- - 同時実施機能:計測と撮影が1台で可能。これにより作業時間が更に短縮されます。
- - データ自動生成:出来形管理表をExcel形式で自動生成し、記録の手間を省きます。
- - オフライン対応:インターネット環境がない場合でも利用可能。
- - 広範な対応範囲:削孔長は250〜1000mm、削孔径は25〜75mmに対応。
さらに、このシステムは特許技術(特許7224703号)をベースにしており、独自性も兼ね備えています。
導入によるメリット
削孔Paletteの導入により、現場の生産性が大幅に向上します。従来必要だった2〜3名の作業が1名で完了可能になることで、現場責任者は省人化を実感できるでしょう。また、労務費を大幅に削減し、技術提案の加点要素としても活用できます。自動保存されたデータによって、品質管理のリスクも低下します。
今後の展望
削孔Paletteは今後、高速計測や新機能の追加が予定されており、現場でのさらなる省力化と品質向上に寄与していく計画です。このような技術革新が進むことで、建設業界全体を変えていく可能性があります。
株式会社Momoについて
株式会社Momoは、神戸市に本社を置き、回路設計やデータベース、解析など幅広い分野でIoTサービスの実装を行っている企業です。特に農業、建設、公共事業、工場等での実績があります。詳細な情報や問い合わせは、
公式ウェブサイトをご覧ください。さらに、本件に関するお問合せは、営業・広報担当までお気軽にどうぞ。