神戸で銘仙展
2025-03-08 10:41:18

神戸ファッション美術館で巡る「銘仙」の魅力と歴史

特別展「大正の夢秘密の銘仙ものがたり」開催



兵庫県神戸市にある神戸ファッション美術館で、2025年4月12日(土)から6月15日(日)まで特別展「大正の夢秘密の銘仙ものがたり」が行われます。この展覧会では、主に大正から昭和初期に女学生たちの間で流行した「銘仙」をテーマにしています。銘仙とは、平織りの絹織物で特有の「絣」技法を用いて作られた特別な着物で、当時の女性たちのライフスタイルや社会情勢を反映しています。

銘仙の魅力


銘仙の最大の特徴は、色彩のにじみや独特のデザインです。これにより、トレンドや当時の雰囲気を感じることができ、まるでその時代を生きたかのような気持ちになれます。さらに、銘仙はその愛らしさから現在でもアンティーク着物として注目され、多くのファンを魅了しています。この特別展では、約600点を超える桐生正子氏のコレクションから厳選された60点の銘仙着物や関連資料が紹介され、レトロモダンな作品が観る者を惹きつけます。

展示構成


この展覧会は、主に四つのテーマに分かれた展示構成となっています。

1. Neo Classic
日本の伝統紋様を新しい視点で解釈したコレクションで、明治時代に西洋文化の影響を受けた色鮮やかなデザインが特徴です。

2. Girlish
西洋の花や蝶、小鳥などを描いたロマンティックなデザインが揃い、特に女子学生たちに愛されたスタイルが反映されています。

3. Geometric
昭和初期に職業婦人たちを意識した新しい銘仙が登場。このセクションでは、前衛アーティストによる独創的な幾何学模様の着物が紹介されます。

4. Kitsch
時代やトレンドを巧みに織り込んだ楽しさ溢れるデザインが特徴で、戦争の影響を受けた銘仙パターンも含まれ、複雑な時代背景を表しています。

開催概要


  • - 名称: 特別展「大正の夢秘密の銘仙ものがたり」
  • - 会場: 神戸ファッション美術館(神戸市東灘区向洋町中2-9-1)
  • - 期間: 2025年4月12日(土)〜6月15日(日)
  • - 開館時間: 10:00〜18:00(入館は17:30まで)
  • - 休館日: 月曜日、5月7日(水)(ただし5月5日(月・祝)は開館)
  • - 観覧料: 一般1,000円(団体800円)、大学生・神戸市外在住65歳以上500円(団体400円)、高校生・神戸市内在住65歳以上無料

この特別展は、神戸ファッション美術館、神戸新聞社、毎日新聞社の共催として行われており、サンテレビジョン、ラジオ関西が後援しています。この機会に是非、当時のファッションを楽しんでみてはいかがでしょうか。古き良き日本の美しさを体験するこの展覧会は、多くの方々にとって貴重な体験になることでしょう。

詳細やお問合せは、公式ウェブサイト(神戸ファッション美術館)をご覧ください。


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