姫路城の保存に寄与する手袋メーカーのチャリティ販売

姫路城の保存を支える手袋メーカーの取り組み

姫路市に本社を構えるショーワグローブ株式会社は、地域貢献を重視した企業活動が評価されています。その一環として、2025年2月に開催された世界遺産姫路城マラソン祭で、同社が行ったチャリティ販売での売上全額を姫路城の保存活動に寄付しました。

地元貢献を目指すマラソン祭

姫路城は、地域の文化と歴史を象徴する存在です。この姫路城の保存・継承に対する想いを形にするために、ショーワグローブはマラソン祭の参加者や観客に向けて手袋を販売しました。販売当日は、約900名の方々が手袋を購入し、その売上は253,876円に達しました。全額が姫路城管理事務所に寄付され、このアクションは地域の皆様の温かいサポートによって実現できたのです。

感謝状贈呈式の実施

寄付に対する感謝の意を示すために行われた贈呈式では、姫路城管理事務所の遠周所長が登壇しました。所長は、この寄付がどれほど姫路城の未来に寄与するかを語り、地域に住む人々に対して、姫路城を知り、愛してもらいたいとの願いを表明しました。「未来を担う子どもたちに姫路城の魅力を伝えたく、そのために入城の無料化も進めたい」との熱いメッセージに、参加者たちも深く共感しました。

未来に向けての取り組み

ショーワグローブは、姫路城への寄付を通してさまざまな地域貢献活動を行っていくことを目指しています。「地域社会における持続可能な発展」に重きを置いた企業として、今後も新たな試みを展開し、住民の皆様とともに成長していく考えです。

ショーワグローブの成り立ちと理念

ショーワグローブ（創立70周年を迎える）は、家庭用・産業用の手袋を専門に製造する会社です。1954年に創業し、初の塩化ビニル樹脂製オール被膜の手袋を開発しました。これは業界の先駆けであり、「人の真似をしない」という独自のポリシーのもと、あらゆるシーンで使うことができる手袋を提供し、世界中に安全と安心を届けることを使命としています。

ショーワグローブが取り組む地域貢献と社会的責任は、今後も多くの人々の心に響くことでしょう。姫路城の保存活動に寄付された資金が、姫路の未来につながることを期待しています。地域の皆様も、ぜひこれからの活動に注目してください。