見えない生き物がわかる?環境DNA実験を体験しよう!
2025年に向けて開催される「見えない生き物がわかる?環境DNA実験を体験!ユニバーサル生き物調査」は、兵庫県の須磨海岸で行われるユニークなイベントです。主催は神戸大学とNPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクト(須磨UBP)の共同で、障がいのある方を含む誰もが参加できる科学実験が提供されます。この取り組みは、自然と科学への理解を深め、特に科学リテラシーを向上させることを目的としています。
イベントの背景
このイベントは、障がいを持つ方や高齢者、小さなお子さんも自然を楽しめるよう国際的に評価されたユニバーサルデザインを推進する活動の一環です。昨年は15組33名の方が参加しており、今年もその流れを受け継ぎ、多くの参加者を迎えることが期待されています。
科学実験自体が身近な体験として重要であり、このイベントでは波打ち際から直接水を採取し、環境DNAを分析する過程を体験してもらいます。神戸大学の佐賀達矢教授が講師となり、参加者は水の採取と生物の種類を科学的に理解する貴重な機会を得ることができます。
環境DNAって何?
環境DNA(eDNA)とは、生物が生活する環境中に残したDNAのことを指し、これを採取して分析することで、そこに生息する生物の種類やその分布について知ることができます。この技術は生物多様性を理解する際に非常に有効であり、イベント参加者は実際にこのプロセスを体験することで、科学への興味を深めることができます。
実施内容
このイベントでの流れは、初めに環境DNAの基礎知識を学ぶミニ講義、そして須磨海岸での水の採取、最後にその水を使って行う実験となっています。参加者は、波打ち際に車椅子でアクセスしながら、科学の基本的な疑問に自ら答えを導き出す過程を学びます。実験は、採水後に室内で行われ、科学の楽しさを体感することができるでしょう。
イベント詳細
- - 名称: 環境DNA実験を体験!ユニバーサル生き物調査2025
- - 日時: 8月13日(水)10:00~11:30、13:30~15:00/8月23日(土)9:30~11:00
- - 場所: 須磨海浜公園 パークコンシェルジュ棟
- - 料金: 無料
- - 定員: 各回10組(車椅子の方は各回2組まで)
- - 応募リンク: 申し込みはこちら
このイベントは、科学と自然の融合により参加者に新しい学びの場を提供します。また、実験の結果を踏まえたワークショップも後日開催される予定ですので、科学の成果をさらに深める良い機会となります。
まとめ
子供から大人まで、全ての人が科学を楽しむことができるこのユニークなイベントは、障がいを持ちつつも自然環境を学ぶ貴重なチャンスです。ぜひ、須磨の海で自分の手で科学を体験してみてください。