テクノフローワンの新たなオフィスが誕生
神戸を拠点に活動する株式会社テクノフローワンは、2003年に新たな本社オフィスをリニューアルしました。その背後には、企業としての組織変革の必要性がありました。santas株式会社が手がけたこのプロジェクトは、社員が生き生きと働ける場の提供を目指しています。
組織変革の背景
テクノフローワンは、1949年に履物縫製業としてスタートし、以来さまざまな業界への技術提供を行ってきました。現在は、ITや医療、エレクトロニクスなど、多岐にわたる分野で活躍しています。近年、企業の組織変革を進める中で、本社のあり方も見直されることとなりました。新たなオフィス空間が、その象徴となることを目指しています。
santasによる空間デザイン
santas株式会社は、テクノフローワンと共に、「社員の成長やつながりを促進する空間」をテーマに11のワークデザインアイデアを元に設計しました。この設計には、アジャイル型とウォーターフォール型のハイブリッド手法を取り入れ、プロジェクトの初期段階から社員の意見を積極的に取り入れました。
注目のワークデザインアイデア
新しいオフィス空間には、次の5つの要素が施されています:
1.
新しい習慣を生み出す
2.
社員同士のつながりを強化する
3.
情報の受発信を活性化させる
4.
社員の成長を促す仕掛けを盛り込む
5.
“特別感”のある体験をつくる
これらの要素が盛り込まれた空間は、社員の創造性を引き出し、組織全体のパフォーマンスを向上させることを目的としています。
階ごとの特徴
新本社オフィスの各フロアにも独自の役割が与えられています。
- - 1階は、社外との接点を生む「ギャラリーゾーン」となり、来客や地域住民との交流を促進します。
- - 4階は、新たな働き方を模索するための「コアゾーン」で、部門を超えた連携を生むフロアです。
- - 5階は、特別な体験を提供するイベント&ホスピタリティ空間として、来客接待や社内イベントに特化した配慮が施されています。
デザインへのこだわり
テクノフローワンが重視する「美意識」を軸に、自然素材の活用や省エネルギー設計を取り入れ、持続可能な空間を提供しています。また、地域社会とのつながりを深めるオープンな空間を実現しています。
コラボレーションの重要性
このプロジェクトには、神戸を拠点とするコルアーキテクツや、全国展開するマルヤマデザインなど、多様なパートナーが参加し、成功へと導きました。このような多様な視点を反映することで、計画をより具体的に進めることができたのです。
企業の成長を後押しする新たな拠点
新装されたテクノフローワンの本社オフィスは、単なる作業空間にとどまらず、社員の成長や新たなアイデアを生むための場として設計されています。これは、将来のさらなる成長を約束する重要な一歩と言えるでしょう。
ぜひ、この新たな拠点でのテクノフローワンの進化を実感してみてください。