京都府での病児保育サービスが新たにスタート
大阪・兵庫エリアで訪問型病児保育を展開する認定NPO法人ノーベルが、2025年4月1日より京都府にて新サービスの提供を開始します。これには、共働き家庭やひとり親家庭へのサポートを強化し、より多くの家族に安心をもたらす狙いがあります。
共働き家庭の増加と病児保育のニーズ
近年、共働き家庭は急増しています。京都府内でも、多くの夫婦が仕事に従事している中、子どもが病気になった際にどのように対処するかが大きな課題になってきました。特に、発熱や体調不良で保育園に登園できない場合、そのサポートが不足しており、病児・病後児保育施設の数も大阪市や神戸市に比べて少ないのが現状です。こうした中、ノーベルは訪問型病児保育がその一助になれると考え、サービス開始を決定しました。
京都でのサービス提供エリア
サービス対象エリアは、京都市中京区、下京区、南区、向日市、大山崎町など全域が対象となり、右京区や左京区、一部のエリアも対象になります。主にJR京都線や阪急京都線沿線が中心となります。利用は2025年4月から始まり、予約受付は2月4日からスタートします。
早朝までの予約に100%対応
ノーベルの特徴は、当日朝8時までの予約に100%スタッフが駆けつけるというサービスです。実際、急な体調不良は予測が難しく、子どもが元気だったのに朝になって発熱したといったケースもよくあります。京都エリアでこの予約システムを提供するのはノーベルが初めてです。
ひとり親家庭への支援も拡充
ノーベルは、2013年からひとり親家庭へのサポートを続けており、世帯年収300万円以下の家庭を対象に、病児保育を低価格で提供する「ひとり親パック」を展開しています。ひとり親家庭の多くは経済的に厳しい状況にあり、子どもが病気になることで更なる困難に直面する可能性があります。今回の京都進出によって、この支援対象も拡大し、さらなる地域の自立支援を目指します。
大阪・兵庫エリアでもサービス拡大
ノーベルは京都だけでなく、大阪と兵庫のエリアも2月からサービス提供エリアを拡大します。具体的には門真市全域、寝屋川市、三島郡島本町画、そして尼崎市も全域に拡大されます。地域のニーズに応じて、より多くの家庭がサポートを受けられるようになります。
ノーベルの訪問型病児保育とは
ノーベルの訪問型病児保育は2009年からスタートしており、これまで約24,000件の病児保育を実施しています。その大きな特徴は、予約をしていただければ必ず預けられる安心感の提供です。これはまさに、子育てに伴う不安な瞬間を少しでも軽減するための強力なサポートになっています。
今後の展望
ノーベルは、今後も病児保育の必要性を感じる地域に対して、サービスを拡大していく予定です。保育人材の採用・育成や、事務局の体制強化により、多くの家庭に安心を届けるための取り組みを続けていきます。地域の皆様により良いサービスを提供し、共働き家庭やひとり親家庭の支援を強化することで、皆で子どもたちを育む環境を作っていくことを目指しています。
詳細情報
ノーベルの訪問型病児保育についての詳細は、公式サイトにて確認できます。各エリアのサービス内容や料金についての情報も掲載されていますので、ぜひご覧ください。
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