2024年「いのちつないだワンニャン写真動画コンテスト」について
兵庫県芦屋市を拠点に活動する公益財団法人どうぶつ基金が主催する「いのちつないだワンニャン写真動画コンテスト」が、今年も開催されます。このコンテストは、犬や猫の殺処分をなくすることを目標に掲げたもので、命を大切にするメッセージを広めるための取り組みです。コンテストは2010年から始まり、今年で16回目を迎えます。
参加資格と応募方法
参加者は、誰でも応募でき、個人やグループでの応募も受け付けています。応募は一人あたり10作品まで可能ですが、里親募集や一時預かり募集を含む場合は、制限なく応募可能です。応募はウェブサイト(
どうぶつ基金コンテストページ)から行え、応募期間は2025年の4月1日から7月31日まで。また、コメント受付は8月31日まで行われています。
アートと愛護の融合
今回のコンテストの特筆すべき点は、大人気猫写真家である沖昌之氏が新たに審査員として参加することです。沖氏は「必死すぎるネコ」という写真集で知られ、多くのファンを持つ猫写真家です。彼の独自の視点から、応募作品が選ばれることに期待が寄せられています。
沖昌之氏は、兵庫県神戸市生まれで、2009年にはアパレル業界に勤務していましたが、猫との出会いをきっかけに写真家としての道を歩み始めました。彼の作品は多くのメディアにも取り上げられ、今では連載も行うなど、全国的に人気を誇ります。
評価のプロフェッショナル
コンテストの審査は、沖昌之氏の他にも、デザイナーの森田恭通氏や、二人組写真家ユニットの八二一さん、現在美術家のJUNICHI氏、クリエイターのペペ島田氏、そしてどうぶつ基金の理事長である佐上邦久氏といった多彩なメンバーが担当します。これらの専門家が集まり、応募作品がどのように評価されるかが大きな注目を集めています。
賞と展示
受賞作品には、環境大臣賞や大阪府知事賞、理事長賞などがあり、応募者の努力が認められる素晴らしい機会が用意されています。また、2025年11月には、入賞作品や入選作品を展示する写真展の開催が予定されています。過去のコンテストでは、応募数が2,038作品に達し、数多くのワンちゃんやネコちゃんの幸せを感じる瞬間が展示されていました。
活動の背景
どうぶつ基金は、動物愛護のために1988年に設立され、神奈川から始まりました。支援は民間からの寄付で成り立っており、特に「さくらねこTNR」という取り組みが知られています。これは、飼い主のいない猫に不妊手術を行い、繁殖を防ぐ活動です。このような背景をもとに、「いのちつないだワンニャン写真動画コンテスト」が開催され、より多くの人々に動物愛護の大切さが伝わることを願っています。
このコンテストは、単なる写真撮影のイベントではなく、動物たちの命をつなぐための重要なメッセージを発信する場でもあるのです。皆さんもぜひ参加し、命の大切さを再認識してみてください。