神戸発！サイト-ファクトとサンバイオ、再生医療分野での新たな提携契約を締結

株式会社サイト-ファクト（本社：神戸市中央区、CEO：石橋泰徳）は、東京に本社を構えるサンバイオ株式会社（代表取締役社長：森敬太）と再生医療製品「アクーゴ🄬脳内移植用注」に関する基本合意契約を結びました。この提携により、両社は細胞特性解析を共同で実施し、アクーゴ🄬の安定供給を実現することを目指しています。

アクーゴ🄬の詳しい概要

「アクーゴ🄬」（SB623）は、特に外傷性脳損傷に伴う慢性的な運動麻痺の改善を目的とした再生医療製品です。2024年7月には、先駆け指定制度のもとで条件および期限付き製造販売承認を取得する見込みです。この新たな治療法は、従来の医療では対応できなかった患者に対する期待が高まっています。

サイト-ファクトの専門性

サイト-ファクトは、遺伝子や細胞製剤に特化したCMO/CDMO事業を展開しており、品質試験や製造コンサルティングも手掛けています。特に、世界初のCAR-T細胞製品「キムリア点滴静注🄬」の製造への関与や、国内外の治験製造、さらにはプロセス開発に注力しています。また、GMP（Good Manufacturing Practice）準拠の製造環境を整え、独自の製造管理システムを導入することで、次世代の再生医療製造基盤を構築しようと努めています。

今後の展望

今回の基本合意契約は、アクーゴ🄬の細胞特性解析を通じて製品の品質確保や安定的な供給体制の強化を図るものであり、これは再生医療や遺伝子細胞製剤の分野における重要な一歩となります。サイト-ファクトはこの取り組みを通じて科学的根拠に基づく品質管理の支援を行い、産業全体の発展に寄与することを目指しています。