神戸から防災文化を育む!新たな取り組みと地域連携の未来
神戸市では、2025年に阪神・淡路大震災から30年を迎えることを契機に、地域の防災文化を再構築する動きが始まっています。この取り組みの一環として、消防・防災設備の設計・施工を手掛ける株式会社神防社が、プロバスケットボールチーム「神戸ストークス」と連携し、神戸アリーナでのサイネージ広告を通じて防災の重要性を広めることを目指しています。
神戸アリーナでの新しい試み
2025年7月には、神防社と神戸ストークスがオフィシャルパートナー契約を結びました。この契約の第1弾として、神戸アリーナにて防災メッセージを発信。スポーツを通じて防災を身近に感じてもらい、さらにポジティブな文化として根付かせることを目指します。これにより、震災の記憶を「ただの過去の出来事」ではなく、「未来に向けた行動のきっかけ」とすることが期待されています。
防災を「支え合う文化」として
震災から30年の時を経て、神防社は「防災=難しいこと」という既成概念を打破し、「防災=支え合う文化」としての意識を変えていく方針を採用しました。この取り組みには、防災啓発イベントや子どもたちの体験型防災企画も含まれています。新しい形の地域連携を通じて、子どもから大人まで幅広い世代に防災の重要性を伝えることを目指しています。スポーツの場を使ったこれらの活動は、企業の枠を越えた地域全体の防災意識を高める役割を果たします。
GLION ARENA KOBEの特長
2025年4月に開業したGLION ARENA KOBEは、神戸に新たなエンターテインメントの場を提供する関西最大級の多目的アリーナです。約1万人を収容し、特に270度を海に囲まれた独特の立地が特長です。最新の映像・音響システムを備え、どの席からでも臨場感あふれる観覧体験が可能です。このアリーナが地域のにぎわいを創出し、多彩なイベントを通じて防災文化の普及にも貢献することを期待されています。
地域密着型プロバスケットボールチーム「神戸ストークス」
神戸ストークスは、2011年に設立されたプロバスケットボールチームで、地域密着型の活動を基本にしています。2023年にはチーム名を改称し、さらなる発展を目指しています。「神戸から、世界へ。」をスローガンに、地域住民との絆を大切にし、今後も多くのファンとともに成長していくでしょう。2026年から始まる「B.LEAGUE PREMIER」への参入も控えており、ますます注目を集める存在です。
株式会社神防社の役割
神防社は、防災の専門企業として様々なサービスを提供してきました。創業以来、地域に密着した企業活動を行い、防災意識の向上に努めています。阪神大震災を経験したメンバーが多く在籍しており、自然災害への備えを強化する商品開発にも力を注いでいます。特に、ECサイトを通じた防災用品の販売にも力を入れ、安全で安心な生活空間の提供を目指しています。
神戸は震災から30年を迎えるこの機会に、過去の教訓を生かし未来に向けた行動を促進するための取り組みを進めています。スポーツと防災、地域との連携を強化しながら、全ての市民が安心して暮らせる社会の実現に寄与していくことでしょう。