日工、被災者支援として雪かきショベル240丁を贈呈
日工株式会社(本社:兵庫県明石市)は、令和6年に発生した能登半島地震や9月の豪雨の被災者を支援するため、240丁の雪かきショベルを寄贈することを発表しました。この寄贈品は、NPO法人「みんなの畑の会」が運営する「のと支援物資センター・羽咋」に届けられ、仮設住宅に住む人々に優先的に配布される予定です。
寄贈内容とその背景
寄贈されるショベルは、「たすけ隊 エアーショベル 角」という製品。日工は防災の観点から、災害時でも目につきやすく、軽量で扱いやすいショベルを開発しています。今冬は全国的に大雪が予想されており、積雪によるさらなる被害が生じる恐れがあるため、この寄贈が必要とされる状況が生まれました。特に能登半島では、過去の自然災害によって既に受けた損傷が残っており、除雪用具が不足しているという声が寄せられています。
愛される製品の特長
「たすけ隊 エアーショベル 角」は、一般的なショベルより約700gも軽量で、女性でも簡単に扱える設計です。これにより、雪かきの際の身体的負担を大幅に軽減することが期待されます。
企業の社会的責任
日工株式会社は、1919年に創業以来、災害時のショベル提供を行ってきた実績があります。今回の寄贈は、企業としての社会的責任を果たす一環であり、被災地域の早期復旧を目指しています。日工は今後も、ショベルやスコップの提供を通じて、災害救援活動に貢献していく方針を示しています。
企業の成り立ち
日工は、鈴木商店の関係者によって創業された日本のプラント機械メーカーです。スコップなどの工業用具の生産からスタートし、現在ではアスファルトプラントの国内シェア80%を占め、生活インフラの構築へも寄与しています。社会とのつながりを大切にし、地域の発展にも力を入れる日工は、今後の活動にも注目が集まっています。
今後の見通し
寄贈の日は2024年12月27日を予定しており、地域の人々が冬の厳しい時期を乗り越えるための支援策として大きな意義があります。日工は、これからも地域社会とともに歩み続けます。