岡山大学の地域再生
2026-06-16 02:31:18

岡山大学が新見市で進める耕作放棄地再生プロジェクトの実施概要

岡山大学と新見市の協働プロジェクト



国立大学法人岡山大学(岡山市北区)が、新見市とともに進める農業再生プロジェクトが、総務省の補助事業に採択されました。関わるのは岡山県立大学、戸板女子短期大学、大阪公立大学の4つの大学。これら大学の専門性を活かし、耕作放棄地を生態系豊かに再生し、同時に地域資源を利用した新たな価値創出を目指しています。

プロジェクトの概要



このプロジェクトは、「耕作放棄地を『価値ある生態系』へ:データ×デザイン×協生農法が創る新見市モデル」というテーマのもと、いわゆる「食べられる森」の構築を目指します。具体的には、以下の三つの取り組みを進めます。

1. 食べられる森の構築
不耕起・無施肥・無農薬の「協生農法」を採用し、野菜や果樹のほかに、伝統工芸「神代和紙」の原材料である楮(こうぞ)や三椏(みつまた)も栽培します。これにより、生物多様性を育みながら、楽しく関わることができる場所を生み出します。

2. デジタル技術を活用した距離感の解消
大学側では、データサイエンス部が中心となり、農地の遠隔モニタリングアプリを開発します。これにより、都市部にいる人々も現地の農地の状況や成長を実感できる仕組みを作ります。

3. 地域資源の高付加価値化
収穫物を使用したレシピ開発や、神代和紙を使ったテーブルウェアの制作を行い、地域の特色を生かした「五感で味わう体験」を提供します。また、こうした取り組みを通じて、都市と地域との新たなコミュニケーションモデルの創出を目指します。

推進体制と実施スケジュール



このプロジェクトは新見市が全体の統括を、岡山大学がデータサイエンス及び大学間連携のコーディネートを担当。岡山県立大学は和紙プロダクトデザイン、戸板女子短期大学は食のトータルデザイン、大阪公立大学は農学知識の提供を行います。

実施は、令和8年7月から令和9年の3月にかけて行われます。夏季・春季のフィールドワークや、月に一度の現地訪問を通じて地域課題解決を図ります。

岡山大学の今後の展望



岡山大学は、このプロジェクトを通じて、持続可能な社会実装パターンを構築することを目指しています。地域と大学の連携による共生型社会の実現に向けて、さらなる取り組みを推進していく所存です。
地域と共に成長し、新たな価値を生み出す岡山大学の活動に今後もご注目ください。

詳細や今後の活動についての情報は、岡山大学の公式ウェブサイトで公開されます。


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