名古屋市猪子石工場、基幹的設備改良工事を進める
株式会社タクマは、名古屋市からの発注を受け、猪子石工場の基幹的設備改良工事を開始します。このプロジェクトは、持続可能で効率的なごみ処理を目指し、施設の機能回復と長寿命化を図ることを目的としています。
ごみ処理施設の現状
日本のごみ処理施設の中で、約7割が稼働から20年以上経過しています。これに対して、環境省はライフサイクルコストを低減させながら、従来の建屋を活用しつつプラントの重要な設備を更新することを推奨しています。この手法は多くの自治体に受け入れられ、多様なニーズに応じた対応が求められています。
基幹改良工事の内容
今回の工事では、一般的な定期修繕では難しい、ボイラや排ガス処理設備の部分更新が行われます。また、蒸気タービンの更新などを通じて、発電量の増加と場内使用電力の削減を実現し、CO₂の排出量を8%以上削減することを目指しています。これにより、環境への負荷を軽減し、より持続可能なごみ処理体制を構築します。
さらに、災害廃棄物処理体制の強化も図るべく、焼却炉やボイラに高耐久な材質を採用するなどの対策も行われます。これによって、災害発生時におけるごみ処理のスムーズさが向上するとともに、安心感も高まります。
建設概要と契約情報
発注者
名古屋市
受注者
株式会社タクマ
工事名
名古屋市猪子石工場焼却設備大規模改修工事
建設場所
愛知県名古屋市千種区香流橋 1丁目101番
施設概要
- - 処理能力: 600t/日 (300t/日×2炉)
- - 処理方式: ストーカ式
- - 既存施設竣工: 2002年3月
主な工事内容
- - ボイラ、排ガス処理設備の部分更新
- - 蒸気タービンの更新 など
契約金額
213億円(税抜)
契約工期
2025年12月~2029年7月(3年7か月)
今後の展望
タクマは、国内外で約380の施設を手掛けてきた実績を基に、技術力と経験を活かしていきます。地域に密着した施設運営や、施設の更新・延命化を行い、多様なニーズに応えることで、安心・安全なごみ処理の実現に貢献していきます。
環境に配慮した取り組みを推進しつつ、地域のごみ処理の新たなスタンダードを築くことで、持続可能な社会の実現に寄与していく考えです。