防災食の概念を覆すNINZIAカレー
防災食と聞くと、多くの人が「美味しくない」という印象を持つかもしれません。しかし、それを覆すべく新たな挑戦が始まります。2025年8月26日と27日、大阪梅田にある阪急梅田駅直結のNORIBA10 umedaで行われる「NINZIA BOSAI 防災食体験イベント」では、NINZIAカレーの試食体験が行われます。これにより、いかに防災食が美味しく、また日常でも楽しめるものになりうるかを実感できるでしょう。
NINZIAカレーとは?
NINZIAカレーは、株式会社NINZIAが開発した次世代の防災食です。動物性油脂を一切使用せず、完全植物性の材料を使って作られています。それに加えて、食物繊維を豊富に含んだこんにゃくを活用し、独自の食感創成技術でしっかりとした食べ応えを実現しました。これにより、従来の防災食のイメージを大きく変えることが期待されています。
イベントの詳細
開催日時
- - 2025年8月26日、27日 各日17:00~19:00(入退場自由)
会場
- - 阪急大阪梅田駅2階直結「NORIBA10 umeda」
このイベントでは、NINZIAカレーの試食だけでなく、製品がどのようにして開発されたのか、またその背景にある理念や技術についても紹介される予定です。試食を通じて、参加者が防災食に対するイメージを変え、自分自身の備蓄方法について考えるきっかけになることを目指しています。
防災食の問題点とNINZIAの取り組み
最近では、SDGsやESGへの取り組みが進む中、自治体による備蓄食の消費期限切れによる廃棄も増えてきています。実に全備蓄量の約4分の1が廃棄されているというデータもあり、これを「隠れ食品ロス」と呼ぶことができます。こういった問題に対して、企業や自治体は定期的な入れ替えやフードバンクへの寄付などの対策を講じていますが、根本的な解決には至っていません。
NINZIAは、「見せる」「味わう」「植物性」をテーマにした次世代の防災食と備蓄システムを立ち上げました。その第一弾がNINZIAカレーです。これは、災害時にだけでなく、普段から楽しめる食品として設計されており、まさに「フェーズフリー食品」としての位置づけがなされています。常温で保存できる美味しさは、飽きの来ないテイストを実現し、「防災食は美味しくない」という間違った認識を変える助けとなるでしょう。
企業の思惑と食の未来
NINZIAのCEOである寄玉昌宏氏は、「新しい食のカタチをつくる」というビジョンを掲げ、伝統的な素材であるこんにゃくを用いた新しい食感創成技術への挑戦を続けています。これにより、糖や脂質に依存せず、身体にも優しい食事を提供し、健康志向の高い現代人のニーズに応えていく方針です。さらに不二製油が進める「MIRACORE®」技術とのコラボレーションにより、植物性素材を用いた多様な製品が登場することも期待されています。
未来を見据えた防災食のあり方
阪急梅田のNORIBA10 umedaは、多様なバックグラウンドを持つ人々が集まり、新たな価値創造を実現する場所です。ここで開催される試食会は、その取り組みの一環として、社会全体で「美味しい防災食」を探求し、食文化の進化を促す旨のイベントとなるでしょう。ぜひこの機会に、NINZIAカレーの試食を通じて、美味しい防災食の未来を感じてみてはいかがでしょうか。