岡山大学が保健師課程を大学院へ移行し新たな時代へ

岡山大学、保健師課程を大学院に移行

岡山大学は2027年度から、医学部保健学科内にあった保健師課程を廃止し、同大学院の保健学研究科へ移行することを決定しました。この変更は、現代の社会における保健医療ニーズの多様化に応えるためのものです。

保健師課程の廃止に関する正式な発表は、2025年10月11日に行われました。これにより、保健師を目指す学生は、大学院でのカリキュラムに移行することになります。大学院での保健師養成の詳細については、今後岡山大学医学部保健学科及び大学院保健学研究科の公式サイトで順次公開される予定です。

変革の背景

近年、医療現場では様々な健康問題が浮上しており、それに対応できる専門的知識や技術が求められています。このため、従来のカリキュラムを見直し、新しい時代に必要な教育体制を確立することが急務となりました。大学院での保健師養成移行は、その一環と言えるでしょう。

大学院では、最新の研究成果を取り入れた教育が行われるため、学生はより高度な知識と実践的なスキルを習得できると期待されています。また、医学部としてのハイレベルな教育環境も備えているため、学生の成長を支える強固なバックグラウンドが提供されます。

岡山大学の取り組み

岡山大学は、地域に根ざした教育を進める中で、保健医療の分野でもリーダーシップを発揮しています。今回の保健師課程の移行を通じて、地域社会の健康管理に寄与する人材を育成することを目指しています。

また、岡山大学は国連の「持続可能な開発目標（SDGs）」を支援しており、地域中核・特色ある研究大学として、共育共創を進めていく方針です。これにより、学生だけでなく地域社会全体への貢献を考えた教育方針が掲げられています。